あらすじ
『BUTTER!!』のヤマシタトモコが描く、多彩な世界を味わえる傑作短編集!2004~2005年に描かれた初期未発表作品3作を含む、計6作品を収録。魔法少女の奮闘日記あり、男子高校生の友情ものあり、少女と塾講師の純情過激なラブストーリーあり。どこにも描かれたことのないヤマシタワールドが広がる、ファン必携の短編集!
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Posted by ブクログ
すばらしい! ヤマシタトモコさん作品に一貫して存在している萌と切れ味とがビリビリに溢れている作品。短編集。
以下、各話ごとの感想。
ストーリーが素晴らしいのは前提なのでそれについては基本、省略。
《edge of her》
主人公が凄まじく可愛らしく、美しい。
不安定さ、大人でも子どもでもない境界の、
あの意味の分からない程の空気感にあふれていてステキ。
ラストから2ページ目中央の「まぶしい」カットが
ともかくステキ。惚れる。
《イナズマ》
「バカな主人公」の少年がとても可愛い。サンダルのカットが好き。
彼女の男前さも好き。
「横谷ばかなんです そこが好きなの」が可愛いすぎる。
愛のこもった作品でした。
《サタニック・スイート》
表題作。切れ味絶品の、骨太でほかほかしたお話。
主人公の子が借金取りの皆様に愛されすぎていて、
もちろん彼らはシビアでもあるのだけれど、
見ていて本当に嬉しい気持ちになった。
あと事務所受付? の毒舌女性が大好き。
彦間さんがイケメン。超絶イケメン。(個人的には)
鳥平さんはキュート。
モップで飛んだ魔女の映画は見たことが会ったけれど、
「エモノ」の木刀をちょっとお借りして飛ぶ魔法使いは新鮮だった。
最後の1ページの「スッキリ☆」感は快感。
《ねこぜの夜明け前》
めばるっちがともかく愛おしい。
ぎょろぎょろしてて、おどろおどろしくても可愛い。
第一、山頭火のラーメンと王将の餃子が好きなヤツに悪いヤツはいねぇ!
梢ちゃんのおでこと、梢ちゃんのパパがステキ。
ラストの「べーっ!」もほのぼのしていてよい・v・
《ビューティフルムービー》
しっとりと不思議な後味の作品だった。
くそ女のせいでちょっと弱気な彼氏とダメになった、
のだと思うのだけれど、
くそ女ちゃんががくそすぎたせいで
弱気彼氏もくそ男だったことがわかり、
くそ女がくそすぎて可愛く見えて来てしまう、という。。。
冴えない職業不明の青年はあまり冴えないままで
わーお、と思った。
《MUD》
恐ろしいのだか恐ろしくないのだかを述べるのは難しい。
けれど、実は一番の中毒性を持った作品かもしれない。
『ドントクライ、ガール』を彷彿とさせる
爆弾のような心臓の抉られ方がベタに幸せすぎてステキ。
主人公の少女が可憐。
相手の男性のドMな変態ぶりも、変態だった。
2人が2人とも可愛くて
とても満足な作品だった。
Posted by ブクログ
2012/05/06
【やや好き】短編集。 投稿作品&未発表作品を含む6編収録。 ダメ親に捨てられ天涯孤独な不幸設定はこの頃から十八番だったのか…とか、魔法使いや妖怪を登場させてた時もあったんだなぁ、へぇ~…とか思いながら読んだが、ヤマシタ節(とでも言ったらいいのか?)がちゃんとあって面白かった。 お気に入り→『サタニック・スイート』親に捨てられた娘が借金返済のために魔法を使って頑張る話。 『ねこぜの夜明け前』妖怪が見える男の友達は生まれた時から一緒にいる妖怪だけ。 怖くて寂しくて孤独で、だけど唯一の妖怪友達を紹介できる女の子と出会って喜ぶ話。 妖怪絵にレア度を感じて喜んだ(笑) 『MUD』Mな塾講師とSな女子高生の恋愛。 これから愛あるSMを目指すんですね、という話。 極端な妄想炸裂が映画ぽくて面白かった。 これくらい解りやすいと単純に楽しめるなー。
Posted by ブクログ
ヤマシタトモコさんのデビュー当時からの未発表作品集。
未発表作品集だけあって、絵柄も今と全然違うし話の内容もまあ様々です。最後から二番目のお話がお気に入り。日常の悲喜こもごもを終わらない映画のようだわ!ってなんてロマンチック
Posted by ブクログ
表紙タイトルをみてとある楽曲が浮かび、表題作のエピソードにthee michelle gun elephantのdevil skin divaほかを聴いて描いていたとあって盛大につっこみました「サタニックブンブンヘッドじゃないのか…!」。
今回も軽やかに掴み抉る作品をごちそうさまでした。