【感想・ネタバレ】重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫るのレビュー

あらすじ

私たちを地球につなぎ止めている重力は、宇宙を支配する力でもある。重力の強さが少しでも違ったら、星も生命も生まれなかった。「弱い」「消せる」「どんなものにも等しく働く」など不思議な性質があり、まだその働きが解明されていない重力。重力の謎は、宇宙そのものの謎と深くつながっている。いま重力研究は、ニュートン、アインシュタインに続き、第三の黄金期を迎えている。時間と空間が伸び縮みする相対論の世界から、ホーキングを経て、宇宙は10次元だと考える超弦理論へ。重力をめぐる冒険の物語。

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Posted by ブクログ

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重力というタイトルだが一般的な重力の意味というよりは量子重力、超弦理論の解説がメインのテーマ
一般の読者に向けて難解な物理学を、ときに周辺の雑学を交えながら、平易に論理的に解説する話し方は勉強になる。

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2022年12月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

重力とは何か、非常に魅力的な問いのタイトルである。
そもそも理論物理系の話や重力、宇宙の話は昔にも興味を持ったが、今はどちらかといえばこれらの力学、働きをメタファーに考える機会もあって、改めて読んでみたところが大きい。
なので、後半の量子力学の観点よりも前半部分の基本的な部分を重点的に読んだ。

回感じたのは、重力の7不思議の中にもある、重力の働きの部分だ。等しく全てに働くがその力は弱く、地球でいえば電磁力の方が強い。
また質量の大きさにその力は相関する一方で、質量の大きいものは動きづらい。
これらの理論は非常に考えさせられる事が多い。

重力の7不思議
1,重力は力である
2,重力は弱い
3,重力は離れていても働く
4,重力は全てのものに等しく働く
5,重力は幻想である
6,重力はちょうどいい
7,重力の理論は完成していない


■目次
重力の7不思議
伸び縮みする時間と空間――特殊相対論の世界
重力はなぜ生じるのか――一般相対論の世界
ブラックホールと宇宙の始まり――アインシュタイン理論の限界
猫は死んでいるのか生きているのか――量子力学の世界
宇宙玉ねぎの芯に迫る――超弦理論の登場
ブラックホールに投げ込まれた本の運命――重力のホログラフィー原理
この世界のもっとも奥深い真実――超紐理論の可能性

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2019年06月16日

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