あらすじ
「ふつうの幸せ」が難しい時代だ。憧れの仕事、理想の結婚、豊かな老後……そんな選択ができる人はごく少数。日本は、個人の努力とは無関係に、就職できない人、結婚できない人、孤独のまま死んでいく人がますます増える社会になる。そこでは「人並みになれない自分」に焦り苦しむより、人生を半分あきらめながら生きることが、心の奥深く満たされて生きる第一歩となる。自分ではどうにもならない現実に抗わず、今できることに集中する。前に向かうエネルギーはそこから湧いてくる―。臨床経験豊富な心理カウンセラーによる逆説的人生論。
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努力教はいらない
1つの椅子を10人で争っても必ず9人は座れない。そして、その椅子が、これから増えることもない。そんな時代の、ある意味、希望の書。
Posted by ブクログ
題名の言葉がストンと心におちるので読んでみました。本当は気持ち的に ★3つと4つの間ぐらいです。最初は普通に読んでたんですが、後半からスピリチュアル的な解釈が多用されて、うーんな感じになりました。いやスピリチュアルも嫌いじゃないのですが、この作者さんのいってることは極論すぎるんじゃないかと…物質的な幸せなどなくても精神的な幸せは精神性が高ければ可能だよみたいなことを書いてありますが、例としてアウシュビッツの話を書いてらっしゃいましたけど、
彼らを支えてたのは宗教とわずかな希望だと思うのですよ。
日本は今はほとんど無宗教に近いですよね
そんな状態でそういうこといわれてもな…とちょっと違うよと思ってしまいました。
でも題の人生半分諦めて生きるっていうのは私なりにわかる気がします。
過剰な期待をして人生生きるとなにか挫折した時にものすごく落ち込みますので、何事も半分ほど心もち諦めてますと成功した時なんかあれ「ラッキー」だなって本当嬉しく感じますので