【感想・ネタバレ】夢燈籠-野望の満州のレビュー

あらすじ

歴史小説の第一人者が描く、明治男の一代記。関東大震災、二二六事件、満州国。激動の時代を背景にした傑作大河小説、第一部、開幕!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

満州を舞台にした歴史小説家と思いましたが、
明治、大正、昭和、平成を生きた男の大河小説の第一部ということでした。
本巻は主人公が生まれてから、出生の秘密を知り、関東大震災や筑豊炭田を経験し、
張作霖爆殺事件に絡んで大陸で失踪した兄を捜しに新聞記者になって大陸に渡り、
石原莞爾と知り合い、兄をかくまった匪賊とも知り合い、満州での石油発掘に邁進して、
石原の失脚とともに夢破れるところまででした。
満州が絡むので石原莞爾と知り合うのはわかりますが、
草野心平や中原中也や長谷川泰子と知り合ったりするのは驚きで、
子供の三島由紀夫や若き横田英樹が出てくることから、今後も政治だけでなく文学や経済も絡んでくるのでしょう。
満州の話も奥地の開拓ではなく油田発掘という視点が面白かったです。
361頁の誤字と思われるところがあり、非常に残念でした。
大作になると期待したいです。

0
2025年09月13日

「歴史・時代」ランキング