あらすじ
「――また、会えたね」。昭和二十年五月、神戸。疎開を前に夢中で訪ねたわたしを、あの人は黄金色の入り日のなかで、穏やかに見つめてこういいました。六年半前、あの人が選んだ言葉で通った心。以来、遠く近く求めあってきた魂。だけど、その翌日こそ二人の苛酷な運命の始まりの日だった→←流れる二つの《時》は巡り合い、もつれ合って、個の哀しみを超え、生命と生命を繋ぎ、奇跡を、呼ぶ。(対談・宮部みゆき)
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
戦争が大きなテーマの一つのなっているので、途中読むのが辛くなることがあった。でも、読み終えた時に胸に広がる温かい気持ちはなんなのだろうか…決して幸せとは言えないけれど、何度も何度もめぐり合う二人に涙が出そうになった。日本版ライオンハートって感じ(こっちの方が先に出てるかな?)。
Posted by ブクログ
僕の大好きな、ちょっぴりタイムパラドックス系のテイストが入ったお話。最初の300ページほどは若干読むのが苦痛でしたが(笑)、ラスト100ページは最高に面白く、かつラストまで読んだらまた最初の300ページを読み返したくなる素敵な物語でした☆どちらかと言うと男性よりは女性向けの本だと思いますが、面白いので是非一度読んでみて下さい♪
Posted by ブクログ
時と人3部作、最後の1作。
前作、前々作とは雰囲気が全然違った。
今までは戦後の話で、割と現代に近い感じだったが、今作は戦中戦後すぐ、くらいの話だったので、いまいちピンと来ない面もあったが……
やはりすごいなと思ったのが、物語の語り手の書き分けが見事。第一部は女子、第二部は男子。
北村薫自身は男性であり、前作前々作でも感じたが、女性の気持ちを書くのがとてもうまいと思った。
第二部はカッコ書きのセリフや日記部分が多く、少し読みづらいかも知れないが、そこを過ぎて第三部まで行くと……
途中、思わず「きゅん」としてしまったセリフがあったのだが……その後の展開で切なくなってしまった。
ここまで読んであれだが、わたしはスキップが一番好きだな