あらすじ
エリナのひと振りが、ウラの雄叫びが…川添珠姫の心を叩く。なぜ戦うのか。真の強さとは――? 目前の死闘の中に、答えはある――。
(C)Masahiro Totsuka/SQUARE ENIX (C)Aguri Igarashi/SQUARE ENIX
感情タグBEST3
本気の試合
勉強になった内容でした。
大会に出るだけが青春じゃないということをこれでもかというぐらいに
魅せてくれた内容の今巻でした。
強い人の試合を見るだけで人生の成長になる。
そういうことを教えてくれる展開で良かったです。
Posted by ブクログ
再読時登録。珠姫対エリナからエリナ対ウラという熱い二試合の詰まった巻。試合描写に非常に力を入れているのでそれだけでも非常に楽しめるのだが、ドラマ性としてこの作品が今まで築いてきたものが徹底的に集約されているので凄まじく魅力的な巻に仕上がっている。
珠姫対エリナの試合という正当でさわやかな試合が繰り広げられる裏側でウラがとんでもない悪鬼として活動する対比から始まってウラがその試合に足を止めてエリナのウラへの思いが迸る試合へと繋がる流れがまず綺麗。エリナのバックボーンは今巻で急に出てくるため、普通はあまり好ましくない手法だが、今までのアイドルとしてのキャラを描いていたのが巧く噛み合っていて逆に魅力を増している印象。
2人の試合をメインにすえ、あらゆるキャラクターがその試合に影響を受けると言うのもまた魅力。勿論珠姫が中心になるが、ユージの言う珠姫の「本気」が初めて見られるのがこの試合と言うのが憎い。対決する相手がウラでないことが予想を良い意味で裏切る展開に。コジローの思いも相まって珠姫の成長がどうなるかという楽しみもしっかり描かれる。また、「おっさん成長物語」としてのぶれなさも感じ取れるのが凄い。
単巻で読むだけでも魅力的な巻なので、これまでの12巻をしっかり読んで来た人にはその魅力は味わい尽くすまで読み込むべきだろう。
Posted by ブクログ
13巻はほぼ全編、榊と山田の対決編になっています。
両者の心情を背景にしつつ、激熱の勝負が繰り広げられています。
対決の行方は、、、?読んでからのお楽しみです!
迫力がある勝負の描写に、一気に読めますが、何度も見て楽しめます!きっと。