【感想・ネタバレ】星くずの殺人のレビュー

あらすじ

クローズドサークル新時代!
最後の一行まで驚きの連続、限界突破ミステリー!!

3000万円の完全民間宇宙旅行のモニターツアーで、念願の宇宙ホテル『星くず』についた途端見つかった死体。それも無重力空間で首吊り状態だった。添乗員の土師穂稀は、会社の指示に従いツアーの続行を決めるが――。
一癖も二癖もあるツアー客、失われる通信設備、逃げ出すホテルスタッフ。さらには第2の殺人まで起きてしまう。帰還を試みようとすると、地上からあるメッセージが届き、それすら困難に。『星くず』は、宇宙に漂う巨大密室と化したのだった。

★令和のディクスン・カー(候補)が打ち上げる“天上”最高のゲーム!/法月綸太郎さん
★天上に打ち上げられた「推理」という名の実験室!/阿津川辰海さん
★不可思議も不可解もねじ伏せるアイディア量に、圧倒されました。/五十嵐律人さん
★地球を見下ろす、宇宙的ホワイダニットに震えた。/大森 望さん
★どうやって? なぜここで? が一気に解明されるラストが爽快!/潮谷 験さん
★すべてが壮大。舞台も、事件も、真相も。最後の一文が好きです。/辻堂ゆめさん
★周回軌道を漂う極上の謎。大気圏突入(クライマックス)の衝撃に備えよ。/結城真一郎さん

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Posted by ブクログ

ネタバレ

宇宙という舞台の特別感とロマンがあって、面白かったです。緊張感の中で周さんの皮肉たっぷりな京都弁がクッションになって、魅力的なヒロインでした。キャラクターの背景が徐々に明かされながらクライマックスまで加速度的に進んでいって一気に読みました。主人公と伊東さんの関係性がすごく素敵で、何度もやりとりを思い出しながら前に進んでいく様にグッと来ました。エンディングの一文は本当に気持ちよくて、後味最高です。素敵な物語をありがとうございます。

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2025年10月11日

匿名

ネタバレ 購入済み

宇宙空間で起こった究極のクローズドサークル。無重力での首吊り死体や火器のない中での発火など興味を引かれる内容が続き、最後まで飽きずに読了。大変面白かったです。

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2025年03月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

宇宙が舞台のクローズドサークル。理系要素満載で予測しにくい点も多々あるが説明もあるので楽しめた。ただ残念なのは表紙の子が謎解きするなり犯人なりなのかなぁと読みすすめたが、存在感はあるが謎解きには観客同然だった、まぁ専門的すぎるし仕方ないかもしれないが。

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2025年11月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

地動説を証明するために宇宙に行くガッツすごいな
強く信じている概念が揺らぐ可能性あるのなら自分だったら怖くて確かめられない

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2025年11月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いいミステリー。最後までハラハラで読めた。読後のスッキリ感が少なくて、どちらかと言えば心に重く残るラストだった。このラストは、いつまでも覚えていると思う。

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2025年10月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

宇宙って究極の館ものだなと。宇宙における殺人はどうやって警察を運ぶのか?管轄はどこか?など宇宙ならではの課題も。トリックも二酸化炭素や酸素、EMPを使った化学的な要素が多かった。宇宙はいちごの匂い。

正直犯人もすり替えも途中で気づいて謎としては弱いけれど、時計とかペンとかがちゃんとラストに活きててドラマとして上手いなと思った。アマネちゃんは探偵役ではなく、普通に肝が据わってて頭の良い女子高生だったのも意外。(さすが受験生!)マサキはウザイだけの陰謀論者だと思ったら、ラストを飾るほどの愛されキャラに。

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2025年10月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

宇宙の話が思っていたより専門的に出てきたりして、これは途中で挫折するか…?と思ったが、そこが重すぎず、またピンチやハラハラドキドキするタイミング、テンポが良くて、一気に読んでしまった。

犯人の目的から派生する話、動機はうーん…と思わなくもないが、全体としては常に飽きのこない展開でおもしろかった。

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2025年09月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

クローズド・サークルミステリはもうアガサ・クリスティと新本格派が大体やり尽くしてしまったので流石に新発想は出ないだろうと思っていたが、よく考えたらまだ宇宙があった。
正直言って科学系の知識は平面説信者と同じくらい浅いのでトリックはちゃんと理解出来なかったのだが、テンポも良く文章力があるので読みやすかった。
登場人物全員同情の余地があるというか生きていて欲しい人間ばかりだったのでそこだけ悲しい。ミステリってそういうものではあるが感情移入するのは辞められない。
やはりこの作品通して読者は大体政木のことが好きになるのではないだろうか。ああいうあっけらかんとしたバカが居るだけで雰囲気が明るくなる。三枚目は舞台を引っ掻き回すだけのように見えて意外と重要なのかもしれない。

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2025年07月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

日本初の格安宇宙旅行が実現し、添乗員の土師は抽選で選ばれた6人のツアー客とともに宇宙ホテル『星くず』に到着する。
しかし、直後に機長が首吊り死体となって発見される。自殺なのか、事故なのか。そもそも、無重力下で首をつることは可能なのか。


宇宙が舞台のクローズドサークルミステリーです。
現代にあって警察の手が届かない場所なんてほとんどない中、クローズサークルも来るところまで来たなという感じ。
動機もトリックもこの場所(宇宙)でこそ、というスケールの大きさ。宇宙ホテルのディティールも細かく、いつか宇宙旅行や宇宙移住が実現できたらこんな場所に泊まることになるのかなとワクワクしました。

登場人物も、それぞれ宇宙に来たかった理由など個性的で良い。元不動産業者の政木と言う男性など、あまり見たことのないキャラクター造形で、お騒がせだけど憎めない。無料招待枠を得た女子高生も、シニカルさが魅力的で良かったです。

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2025年07月21日

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