あらすじ
都会から高知に越してきた大学生の篤史。従兄弟から強引に本場よさこい祭りに誘われ、地元の町内会チームに参加を決めた。どこよりも熱く個性的な面々、踊りも衣装も楽曲もゼロから作るやり方に戸惑う篤史だが、実は4年前の祭りで出逢った初恋の人を探すという秘かな動機があった。仲間の協力も得て、彼女の捜索と踊りの練習に熱中するうち本番が迫る──想い出の彼女は見つかるのか? どこの誰なのか? 甘酸っぱい恋心と、熱狂的な祭りの興奮を鮮やかに描いた青春群像!
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Posted by ブクログ
守山篤史
東京近郊で生まれ育ったが、この春から高知大学に通う大学生。理学部。高知は父の郷里。市内の山側にある祖父母の家に住むことになった。
祖父母
高知に住む。
篤史の父
都内の商社に勤める。
多郎
篤史と同い年の従兄弟。高校卒業後、専門学校に進み、ゆくゆくは家業を継いで自転車屋になるだろう。
加容子
多郎の母親。
月島
リーダー。酒屋さん。口ひげを蓄えた三十男。
三雲祐司。
サブリーダー。
小池
高知大で一番はじめに親しくなった。岡山出身。
横井
ときどきいっしょにランチを食べる。
磯川
名古屋出身。高知大に拠点を置くよさこいサークルに所属。
カジユキタカ
無口。ダンスリーダー。
紺野詩織
衣装担当。花屋。二十四歳。大阪の服飾学校でデザインを学び、アパレルメーカーに勤めたが数年で高知にUターンした。
森綾乃
踊り担当。美容院。
いずみ
橋口
太田
ガソリンスタンドの男。地方班のリーダー。
木暮淳子
のりくん
工房のとなりの家の子。
カジの父
腕のいい家具職人だった。六年前に病気で亡くなった。
祐子さん
工房の奥さん。
牧さん
長津田
元そら組スタッフ。
ともちゃん
多郎の四つ年上の姉。看護師。
朱音多郎の二つ下の妹。
多郎の父
加容子とは高校時代の同級生。
井出
作曲家の先生。
井出亜澄
Posted by ブクログ
高知のよさこい祭りの話!!
爽やかで凄く良い.まぁ季節は真逆ですが笑
あとがきにも書いてあったけど、これを読めば
自分で踊った事が無い土佐人以上によさこいの現場に
詳しくなれるって書いてあったけど、
本当に詳しく書いてあるの。
大崎梢さんの旦那様が高知の人らしくて
主人公の篤史に感情移入するわ~
祭り本番のシーンなんて映画みたいにテンポよく
どんどんカッコよく踊っていく姿が目に浮かぶようだよ!
この本は本当に良かった♪
Posted by ブクログ
主人公の探す「いずみ」という女性の正体や、周囲の人々との関係など、腑に落ちない点は多数ある。
しかし、よさこい祭りを描いた青春小説としては秀逸。
よさこいの熱気や興奮をリアリティをもって感じる事ができる。
それだけに「少女探し」という一番の芯の部分に物足りなさが残るのが残念。
Posted by ブクログ
よさこい・鳴子に詳しくなれる一冊でした。
読みながら、動画サイトで検索を繰り返しました。フレーズを使っていればいい、ということなので、聴き比べると全く違うものに感じます。だから観客は飽きがこないのかも。
厳格なルールのもとではなく、大枠の中で楽しもう、という寛容さ。そのいい意味でのゆるさが魅力なんだろうなと思います。一度本場で体感したくなりました。
篤史の初恋、幻のいずみさんの正体が気になって仕方ないのですが、その結末が…。うーん。言葉遊びというかなんというか…。その他の人たちの恋模様も、なんとなくとってつけた感があったのでそのあたりは消化不良。月島さんとか。
ま、見つかったことはよかったし、これからがありそうな終わり方もよかったです。
魅力的なのは、やっぱりカジくん。「梶」だと思ったら「華地」でした。名前まで華がある。
クールに見えて情に厚い。踊ったらかっこいい。不遜。でも不器用。いいとこどりの素敵なキャラです。
Posted by ブクログ
東京から高知の大学へ進学した篤史は、いとこの多郎に誘われて四年振りによさこい祭りに参加することになる。篤史には四年前の祭りで約束を果たせないまま会えなかった人への想いがあった。最初は乗り気でなかった篤史だが、周囲の熱に巻き込まれるようにして祭りにのめり込んで行く。
気恥ずかしくも羨ましい真っ向勝負な青春ストーリー。キラキラすぎてたまらんわー。展開が都合良すぎる気もするが、その分安心して読めるし、面白いので問題ない。夏の高知の熱気や祭りの興奮が手に取るように伝わってきて、よさこい祭りを見に行きたくなった。現地で祭りを見てから読むと、印象が随分変わると思う。