【感想・ネタバレ】オール1の落ちこぼれ、教師になるのレビュー

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Posted by ブクログ 2023年01月02日

小学生でも読みやすい本でした。
先輩教員の学級通信で紹介されていた生徒に向けたおすすめ書籍を盗み見て、一読。

著者、宮本先生が大きく人生を変えられた要点として、
①早くして亡くなったご両親の家庭教育
②幼い頃から親しんできた少林寺拳法の道場での教え
③本に親しんでいた
ことだと思いました。

両親...続きを読むから受けた教育については事細かには記載はないものの本に親しんでいたことや端端に両親から授かっている言葉を見る限り愛情のある教育を受けていたかと想像できます。
また、少林寺拳法という自分が認められていた居場所があることが宮本先生が書かれている通り頑張れば報われる経験を培っているのだとわかります。

厳しい環境からでもより良く生きることがきるいい例でした。
勉強になりました。

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Posted by ブクログ 2012年07月17日

こういう、天が働いた!というのを感じる体験記が大好きです。
理数系の教科は価値観がガラッと変わる、ということが起こりやすい気がします。私の中で、文系の科目は「人と生きること」を学び、歴史は「悲しみ」を学び、理系の科目は「神をさがし、自分を知る」学問だと思います。何かに気付けたとき、泣きたいほど嬉しく...続きを読むなります。

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Posted by ブクログ 2020年11月24日

『諦めなければ、この世に不可能な夢などない。』

中学校3年生の時の私はこの本を手にし、初めてこの本を書いた人に会ってみたいと強く思った作品でした。
私がこの本を読み感じた事は、諦めなければいつか夢は叶うという事、どんな夢であっても周りがその人が叶うと真剣に信じてあげるという事、そして、どんな人生...続きを読むにでもその人にしか教えられない事があるという事です。宮本さんの場合は、同級生に学力が低いからといじめに遭い、また勉強が出来ないからと先生にも見捨てられ、その結果宮本さんは自分自身を捨ててしまい引きこもりになってしまいましたが宮本さんは、「しかし、この体験が、私の貴重な糧となるはずです。(p178)」、「私と出会うことで何かが変わる人がいるかも知れない。(p179)」という風に考えられておられ、私も宮本さんの考えと同じく、自分の経験でしか教えられない事があるのではないかと思いました。どれだけ落ちこぼれでも、どれだけオール1でもその人の価値は下がる事は無く、逆に言えば、いろんな経験を積んだりしているので多角的な思考を持つ事が出来ているのではないか、と考え、そして、その人にしか教えることのできない学びがたくさんあるという風にも考える事ができました。その人生経験から導き出した答えを後世の社会を支える子どもたちに伝え、その教師人生の中で出会った子ども達の中の一人でもが「先生に出会えて救われた。」そして、「その人の人生に希望や夢を持つ素晴らしさを伝えることができる(p179)」と思ってくれる様な教師になりたいと思いました。
宮本さんの本を読んで人生なんて人の努力次第でどうにでもなれることを知ったし、人生初頭の弱みなどはいくらでも自分の強みに出来ることをこの本を通して教えて頂きました。だからこそ、私が教師になった時にはこの宮本さんの様に生徒の為に自分の人生をかけられる様な教師になりたいと思うし、また、この本を読んでその様な教師になりたいと思ってくれる人がこれから増え続けて欲しいなと感じました。

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Posted by ブクログ 2020年07月18日

まさかこの手の本で、こんなにボロボロ泣くとは思わなかった。
周りの先生方、大人たちの暖かい支援の手に泣いた。
学ぶことの楽しさ、ワクワクする気持ちをただ追求する姿勢に泣いた。
ぜひ小〜高校生に読んでもらいたい。同時に、お子さんを持つ親御さん、教員の皆様にも読んでもらいたい。

私も同じように(小学生...続きを読むの頃だが)アインシュタイン・ロマンに心を打たれ、同じように物理学を志し、研究者へと進んだ。自分が子供の頃に感じた感動、一瞬にして世界の見え方が変わっていく感覚を、このように言葉にしてくれたことに感謝したい。多くの人にこの世界が変わっていく瞬間の感動が伝わって欲しい。あまり共感されることがないのだけど。本当に世界の見え方が変わる様子を体験したら、勉強が大好きになると思うのだけど。

本よりもドラマやドキュメンタリー向きの内容かなと思う。道徳の教材とか?

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Posted by ブクログ 2012年07月06日

中学の成績がオール1だった著者が教師になるまで、そして教師になってからの取り組み等、その反省が赤裸々につづられている。

あまり裕福な生活環境ではなかったこと、転勤が多く、内気な性格もありいじめにあっていたこと、勉強する意味が見出せず、勉強が出来なかったことなど、どん底の人生から、一転、アインシュタ...続きを読むインに感銘を受け、物理を勉強したいと思い立ち、難関の名古屋大学に進学した。

さらっと書いてしまえばこんな半生だが、その過程では本当に努力とその努力・姿勢を支えてきた周囲のサポートがあったからこそ、なしえた人生だと思った。

今の教師は優秀な大学を出て、まじめな人が多い。その点、自分はいじめも経験し、勉強が出来ない人の気持ちもわかると著者は言う。そして、勉強が出来ないことなどで自分に自信が持てず、自分の力で考えるということが出来なくなるという意見は私も同意見である。

■印象に残った言葉
・生徒が自分の気持ちを正直に話す環境を作ること、信頼関係を築くことが教師が最初にしなければならないこと

・勉強をやる意味が見出せなかった原因は、①学校での生活環境、家庭環境が学習環境を破壊していたこと、②学ぶ目標がなかったことにある。

・人生の目標が見つけられない、何をしていいかわからない、生きていることに意味を感じない。そういう挫折感にとらわれがちな時期の少年少女に、世の中の厳しさや夢を持つことの素晴らしさを教え、人生の目標を見つける手助けをしたいと強く思うようになり、教師を目指した。

・多感な時期に様々なことを経験し、知識を吸収し、多くの人と出会うことが自分に対して自身がもてる価値観を育てる重要な要素になる。

・(学生に対して)境遇を大切にすること。勉強や神学のことを考えて生活できるのは今だけだ。その生活は家族に支えられているのだということを、しっかり自覚して「学ぶ」ことに打ち込んでほしい。

・大切なのは目標を持つこと、その目標に向かって努力すること。その努力がすなわち「学ぶ意味」なのです。

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Posted by ブクログ 2012年10月06日

対象年齢は中学校~高校くらいか。
要するに「諦めないで勉強すれば未来は拓ける」、そんなところだろうか。
私は著者ほど必死に勉強したことがあんまりないなぁ……。
もちろん試験や入試の前は頑張ったけど、
ゼロ以下のところから睡眠時間を削って、あらゆるものを犠牲にして、
そこまで必死になって勉強したことは...続きを読むない。
努力を続けるモチベーションとなるものさえあれば、誰もが頑張れるのかもしれないが、
その「モチベーション」に出会うのが難しい。はっきり言って運である。
だから、一心不乱に何かを出来る、というのはそれこそが才能の一つなのではないだろうか。
著者は開花するのが遅かったとはいえ、その才能を持ち、かつ運もあった。
だからこそ、輝かしい今があるのだろう。

何が言いたいかと言うと、他人の成功例を見てじゃあ自分も頑張ろうと思うのは難しいなぁという感想。

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