あらすじ
“心読み”の能力を持つ侯爵令嬢・オティリエは幼い頃から虐げられ、魅了の力を持つ姉の使用人のような日々を送っていた。
ある日、なぜか王宮パーティーに参加することとなったオティリエ。
【心の声が読めるのか……すごくいい。】
いつものように姉の引き立て役に徹するはずが、初めて耳にした自分の能力を認める心の声。なんとその声は王太子のヴァ―リックのもので!?
能力を気に入ったのか、オティリエを王太子補佐官に任命。その期待に応えるべく力を発揮するオティリエは大活躍! 徐々に自信を取り戻し、お仕事生活を満喫していく…!
「他の誰でもない、僕には君が必要なんだ」
オティリエは自分を救い出してくれたヴァ―リックを上司として尊敬するなか、ヴァ―リックはなんだかずっと甘々で…!? 一方、オティリエの活躍を知った姉は嫉妬に駆られ、暴走をはじめて…。
感情タグBEST3
ヒーローにヒロインと同じ血統が入っていて、ヒロイン一家の能力をすぐに理解してもらえてよかった。
父親は娘の能力を知っていただろうに、気づかないとは…
姉がこっわ
初めて読む作家さんだと思うのですが、ヒロインのトラウマも壮絶だけど、悪者の姉がもうこっわ!の一言。
ナニをどうしたらこんな性格、思考回路になれるのかさっぱりわからない…。
ラストは廃人みたいになってよかったけど、そこに行くまで元気すぎて怖かった…!
いつオティリエがブッスリ刺されるのだろうとヒヤヒヤしたし、ハラハラしました。
王太子が脆い気持ちを見せる終盤もとってもよかったです。
サクッとノベル
ううーん、私には刺さらなかったです。
物語の流れに起伏がないというか…ヒロインがトラウマを乗り越えて前に進んでいくという点では、まあ、アリだと思いますが。
個人的には、ザマァをお求めの方、読み込みたいという方にはあまりおすすめできないです。
サラーっと短時間で読めるあっさり系の話をお求めの方にはおすすめします。