【感想・ネタバレ】プロメテウスの罠 5 福島原発事故、渾身の調査報道のレビュー

あらすじ

朝日新聞連載の書籍化第5弾。福島原発事故から2年以上が経過しても、被災者の苦悩はいまだ癒えてはいない。海の汚染、置き去りにされた動物たち、賠償の問題、さらには原発再稼動の動きなど、気鋭の記者たちによる長期にわたるルポルタージュの書籍化だ。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

福島原発事故のルポルタージュ第5弾。最初の2話「海鷹丸が来た」と「生徒はどこだ」は、甚大な被害を受けながらも、ネットワークの力で状況をともかくも前に進めて行く事例。もちろん、海の汚染も、失われた生徒たちや教育環境も元には戻らないのだが、そこに少しは明るさが垣間見えてくるのだ。自分にもできる支援があるのだと思う。半ば以降は、なかなか先の見えてこない事例ばかり。それにしても東電、エネルギー庁の被災者への対応は想像以上に酷い。震災後2年半が経過した。今だからこそできる支援もありそうだ。続巻も追い続けたい。

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2013年10月02日

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