【感想・ネタバレ】巷説百物語のレビュー

あらすじ

怪異譚を蒐集するため諸国を巡る戯作者志望の青年・山岡百介は、雨宿りに寄った越後の山小屋で不思議な者たちと出会う。御行姿の男、垢抜けた女、初老の商人、そして、なにやら顔色の悪い僧――。長雨の一夜を、江戸で流行りの百物語で明かすことになったのだが……。闇に葬られる事件の決着を金で請け負う御行一味。その裏世界に、百介は足を踏み入れてゆく。世の理と、人の情がやるせない、妖怪時代小説、第一弾!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

京極夏彦の巷説百物語シリーズ第一弾。
シリーズ完結とのことで、なんとか最終巻が文庫落ちするまで追いつきたい。

妖怪に絡んだ事件を必殺仕事人かのように裁いていく短編集。
久しぶりに京極夏彦の作品を読んだけど、こんなにも読みやすかったかと驚いた。百鬼夜行のシリーズが難しいから、なおさらかもしれない(そこも大好きなのだが)…

どの作品も、人の業というか、悲しい話が多い。しかも悲劇が既に終わってしまっていて、なんともやるせないことが多く、故に、又市たちの仕掛けにスカッとさせられる。
第一作目しか読んだことがないので、次作以降もちまちまと読んでいきたい。


文庫落ち前のハードカバーで読んだよなぁと思い調べると、四半世紀、経って、いた………

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2025年01月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

金で依頼を受けるし騙しもする小悪党といえど、やっていることは人情溢れる人助けと世直しに他ならない。善人が不幸になるのを黙って放っておくことはできない、悪人が道理に反することをやってのさばるのも良くないと考えているフシがある。世の中はうまく回らないといけない。
裏の世界を知っているからこそ得られる情報量を駆使して、事件を落ち着くところに落ち着かせる手腕が、見ていて楽しかった。
完全な正義ではないけれど、又市にはポリシーがあり筋は通っている。又市がどんな人間なのか、すごく気になる終わり方だった。シリーズを読むのが楽しみ。

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2026年03月12日

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