あらすじ
『鴨川ホルモー』『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』…奇想天外なストーリーで読者を驚かせ続ける奇才・万城目学の初エッセイ集! 大阪で“阿呆”の薫陶を受けた少年時代、作家を志すキッカケ、“黒い稲妻”ことゴ○ブリとの仁義なき戦い、噛みまくるラジオDJに執筆を阻まれ、「昔にタイムスリップしたらどうしよう?」とマジメに夢想するマキメ。どの話も、作品世界に通じる飄々とした可笑しみに溢れている。自著の意外な元ネタ話も読み逃しなく!
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Posted by ブクログ
久しぶりに声を出して笑つた。エッセイでここまで笑える幸せ!高校の先生の宿題の、発想飛びをきっかけに、好きなように書いていいんだと、小説家になる種をまいてもらつたこと。そして、万城目さんのお話に欠かせないユーモアの力も、学生時代のエピソードから理解することができた。確かに、笑いの力は大きいなあと、しみじみ思う。
ビリージョエルのお話は、ちょっとショックで、久しぶりにベストを聴きながら、少し複雑な思いになったけれど。
Posted by ブクログ
再読。面白い小説を書く人のエッセイはやはり面白かった。大阪弁や静岡弁やトルコの垢すりには笑いがこぼれた。おじいちゃんやねねの死の話には涙がこぼれた。小説の創作秘話は、こんなきっかけでこの話が生まれたのかと、得した気分になった。ただの面白いエッセイではなく、よいお話を聞かせてもらいました、と感じられるところは小説と同じだ。