【感想・ネタバレ】Nの逸脱のレビュー

あらすじ

【2025年第173回直木賞候補作!!】

爬虫類のペットショップでアルバイトをする金本篤は、売れ残ったフトアゴヒゲトカゲが処分されそうになるのを見て、店長に譲ってくれと頼む。だが、提示された金額はあまりに高額で、「ある男」を強請って金を得ようと一計を案じるが……。自ら仕掛けた罠が思いがけぬ結末を呼び込む「場違いな客」など、町の「隣人」たちが日常の奈落で繰りひろげる3つの物語。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

・場違いな客
・スタンドプレイ
・占い師B

 どれも面白かったですが、一番は「場違いな客」でしたね。爬虫類ペットショップの話でしたが、爬虫類ペットは哺乳類ペットに比べて設備や環境づくりにお金がかかって大変であると自分は思いました。同時にペットを容易に飼えることはできないと改めて感じました。
 印象に残ったセリフがあります。1話目の「すべての人間は父親から認められたがっている」、2話目の「わざわざ加害に出て嫌いな人間のために自ら不利益を被る」が印象に残りました。

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2026年03月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

Nとはノーマルを示すとのこと。3編の短編が収録されている。「場違いな客」では、ペットショップでトカゲの命を救うためにお金を用意しようとした男の行動は常軌を逸脱したものだが、ターゲットとなった男はそれ以上の逸脱者だった。「スタンドプレイ」のストーカー&体罰先生の行動も大概のものだ。そして「占い師B」に登場する占い師とその弟子の女性との関係も普通ではない。そしてこの3作品は薄い関連がある。この関連を世間と考えるなら、ノーマルを逸脱した世界は案外身近に存在するのかもしれない。死を特別視しない人々が隣にいるのかと思ったら、結構怖い。

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2026年03月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いずれも狂気な一面を持った主人公の短編3作
いずれもとても面白かった
ペットショップでアルバイトをしている主人公は、客の日常に踏み込んでしまい奇妙な体験をする
生徒からのいじめに悩む女性教師は、満員電車で隣り合った女性に固執するあまり、犯罪じみた行動を取る
占いの女性は風変わりな見習い占い師と命の駆け引きを行う
いずれも狂気じみた主人公達だがある意味人間らしい一面を持っている
意外に近くに潜んでいる人たちかもしれない

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2025年10月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

おもしろかった。

2話目、3話目は特におもしろくあっという間に読んでしまったよ

性悪ガキを殴ったとか、暴力はいけないという風潮の中で教職が理不尽を許さなかったことは、まさに痛快。

やっぱり占いとか胡散臭い。でも洞察力はものすごくいい。人の顔色を見極めないと生きていけない、そんな過去を歩んできたからって、説得力ありました。

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2025年10月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

3編、同じ街で起こる不思議なジャンルの物語。

最後の「占い師B」
なんだか最後まで全くよめない2人だったし、最後のオチもわかったようなわからないような・・・

そして、本のタイトルの「Nの逸脱」
この意味とは何なのだ・・・
と昨日からスッキリしない。これが狙いか?
Pと9とN??

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2025年12月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

昔読んだ、短編小説の基本は、冒頭で高い塔に幽閉されたお姫様が出てくるとラストではお姫様を救う大きい鳥が出てこないといけないとか冒頭で猟銃が出てきたら後半では必ず弾が発射されないといけないとかあったが、この3つの作品はどちらの要素もあるが、主に後者を備えた作品と思う。
誰にでも起こり得る日常に潜む狂気と恐怖を描いていて、一瞬で被害者と加害者が入れ替わり、ギリギリの緊張感とイヤミス感でページを捲る手が止まらない。
例えると冒頭で鞘に収まっていた刀が、後半に眼の前で寸止めされたような…
特に最後の作品は、凡庸な努力家とおバカなのに天才の二人がときにドタバタ劇を演じて、助けているはずが…
作品をつなぐ「口裂け女」の挿話も楽しく、ヒット作の「仁木先生」も読んでみたくなりました。

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2025年10月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ペットショップで働く男性がフトアゴヒゲトカゲのフトシを救おうとある行動を起こす『場違いな客』、
将来は医者になりたかった数学教師の『スタンドプレイ』、
占い師の坂東と弟子入りした秋津の『占い師B』
どれもみんな逸脱していて面白かった。
占い師Bだけ、面白かったんだけど終わり方がモヤモヤした。

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2025年10月13日

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