あらすじ
頭脳明晰で眉目秀麗、そして誰にでも分け隔てなく親切な、若き公爵エリオット。
そんな彼が、姿を見ただけで美しい顔を歪めるほど苦手な人物――それが彼の婚約者であり、本日妻となったアメリアである。
幼い頃は仲睦まじく過ごしてきた2人だったが、両親が亡くなり、養父に監禁されるという困難を乗り越えたアメリアがエリオットと再会する頃には、彼は彼女に冷たい瞳を向けるようになっていた。
親が決めた婚約だからと契約を破棄することなく今日を迎えてしまったエリオットを解放するため、アメリアは彼に離縁を申し出るも、エリオットはアメリアに無理やりキスをし身体を暴こうとしてきて!?
必死に抵抗するアメリア。しかし、次に口を開いたエリオットは、まるでかつての、アメリアを慈しむ優しいエリオットそのもので……?
「アメリア、ごめん。こんなに君に嫌われているのに。俺は今、ようやく君に触れられたことを喜んでいる」
呆然とするアメリアに、態度が急変した彼が語った出来事は、アメリアをさらに困惑させるものだった――。
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終盤にぎょっとする
作家さん買いです。
おもしろかった。エリオットが呪いのせいで酷いことを言い続けるシーンやトラウマになってしまったものを克服していくシーンがとても切なくて、毎回苦しくなりました。
終盤の黒幕にはやっぱりオマエかァァァ!感はありましたが、怖かったー!
狂気の中の人は怖すぎる。
ラストが幸せでよかったです。
次の作品も楽しみです!
呪いのせいでヒロインに暴言を吐き、すれ違っていく2人の切なくもちょっとくすっとしてしまう王道のお話でした。
呪いをかけたのが義兄とは。残念だけどやっぱりなぁって感じですかね。
「嫌われていた」経緯が…
嫌われていた経緯がもっとややこしいのかと思っていたら、意外と分かりやすかったのが残念だったかな。
両親を亡くして独りになり、親族に引き取られたら虐げられる…定番な序盤。
で、幼い頃からの婚約者にいつの間にか嫌われていて…
でも序盤から義兄の怪しさはプンプン臭ってましたよ(笑)
独りぼっちのアメリアに、優しくするのは自分だけアピールはしっかりやってたし。
エリオットへの手紙は出しても返事が来なくて…と悩んでた時も、仲介してたのは義兄だし。
察しが良いと「あ、こいつやってるな」って思ってしまう。
最終的には2人の愛情を深めるエッセンスにはなってたけど…
TLなので良いんですが…ちょっとサカりすぎでは?(苦笑)
長すぎて…読んでてしんどくて、ちょっと跳ばしてしまった…