あらすじ
新興住宅地が作られ、セント・メアリ・ミードの風景もどんどん変わってゆく。だがミス・マープルの好奇心だけはいつも変わらない。有名女優が村に引っ越してきて、いわくつきの家に住み始めた。その引っ越しパーティの席上、招待客が死亡してしまう。永遠の名老婦人探偵マープルが謎に挑む。
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Posted by ブクログ
マープルシリーズ8作目。今回もハズレ。第二次大戦後、時代は変わり、セントメアリミードにも新興住宅地の嵐が!マープルは70歳を超え、身体も衰えてきた。ゴシントンホールに大女優マリーナ・グレッグ夫妻が引っ越してきた。そこで行われたパーティーでヘザー・バドコックが飲んだお酒で急死した。自殺の可能性はほぼない。事件直前のマリーナの不審な視線とヘザーのドレスにわざと飲み物をぶちまけたのは誰だ?マリーナの結婚と出産、ヘザーの性格、マリーナの夫、秘書、執事、怪しい者ばかり。犯人動機は自分が授業で教えていることだった!⑤
Posted by ブクログ
面白すぎる。動機の処理が本当に上手い。途中でもしかして…とは思ったが、この動機を明かすのはポアロよりマープルのが適しているのだろう。鏡がひび割れてしまった瞬間のマリーナの顔を見たいような見たくないような。
Posted by ブクログ
とても読みやすくてアッという間に読み終わってしまいました。
マープルがしきりに子供が気になると言っていたので、てっきり成長した子供が復讐の為にマリーナを狙っていたのだと思いきや……
上手く誘導されてしまいました。
一カ所だけ、マリーナの夫が被害者の事を「あの女…」と表現している所があって
何故なのだろうと思っていたのですが
すでに夫は知っていたと言う事だったんですね。
蓋を開けてみればシンプルなのに
ラストまで謎が解けなくて
とても楽しめました。
Posted by ブクログ
忘れられない過去の小さな出来事が大きな悲劇につながったお話。
ミス・マープルは初めてで読み進めるのに時間がかかったけど、時代背景も含めて読んで良かったと思う。
しばらく続けて読んでみたい。
Posted by ブクログ
今回のミスマーブル、意外と家の外に出ます。
穏やかな街で次々に起こる事件はドラマチックだなと思いました。
真犯人の動機は同情するものがありました。妊娠中の感染が生まれてくる子供に影響を与えることがあり、悪意のない他人が感染させてしまうのは悲しいと感じました。新型コロナウイルスの流行が拡大してから、誰かにうつさないようにすることの重要性を言われるようになりました。感染している人の軽率な行動から悲劇が起きたというのが、今の時代の風潮とも相まって、身につまされる気持ちになりました。
Posted by ブクログ
アガサクリスティのマープルもの。殺人がどうやって起こされたか、その理由は何か。一つ目の殺人から起こるその後の展開の意味づけとは何か。被害者となった人は取り違えで殺害された。それを最初に誰が言い、そしてその後の展開にどう影響するか。逆にそれが虚言だとしたらなぜそのような虚言を言う必要があったのか。一つ目の殺人が話の根幹であるが、ただその殺人の犯人は自然と浮かびやすい。だからこそのどうして殺したのかの動機、話の展開の中で散りばめられている人物描写、家族観、愛情、色々なものが結びついて動機が明らかになるとき、犯人には明確な殺意があること、被害者にも殺される要因があることがわかる。
心の歪みに踊らされているのわからなくなる、その人の愛情や思いを辿りながら読み進めるとより感情移入がわかると思う。
Posted by ブクログ
クリスティーの話ってタイトルがほんとに素敵
これもお気に入りのタイトルのひとつ
子供が犯人では無いか?!と思ったけれど、始めに戻った時、鳥肌!
悲しいけれど終わり方がとても良かった、、!
Posted by ブクログ
ダイキリ、ハイ=エチール=デキシル=バーボ=キンデロリテート
カルモー
コーヒー、ヒ素
枯草熱の吸入器、シアン化物(青酸)
睡眠薬
p32
書斎の死体