【感想・ネタバレ】七つの時計のレビュー

あらすじ

チムニーズ館に滞在していた外交官が、睡眠薬を飲んで謎の死を遂げた。かたわらには七つの目覚まし時計。これは何を物語るのか? そして謎の〈セブン・ダイヤルズ・クラブ〉と事件の関係が疑われるが……。謎が謎を呼ぶスパイ・スリラー。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

なぜ時計が7つなのか。
いろいろな謎がわいてきて、その解がわかりませんでした。

アガサクリスティの経験による作品と想像(創造)による作品に分類すると、想像による作品に区分できるかもしれません。

事件のあったのはアガサクリスティの知っている地方なので、経験による作品に分類できるかもしれません

そうすると、人物、地方と、経験と想像の2軸で4つに分類できます。
人物も地方も経験のない作品は、ほとんどないような気がしますがどうでしゅうか。
まもなく全作品を読み終わりますが、最初のころに読んだものは全く覚えていないので、断言できません。
表計算ソフトに入れて分類をはじめたので、2度目を読みながら分類していこうと思っています。

ほかに、なにか分類に使う概念はあるでしょうか。

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2011年08月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

チムニーズ館の秘密に続きこちらも上流階級の言葉遣いが悪すぎてドン引き。まあ若手エリート外交官達が見たままの「ぼんくら」揃いでなかったのには安堵した。ダイイングメッセージでこっちが犯人だな目星をつけた状態で読んだので格闘も自作自演感がわかりやすかった。途中で自分が絞首刑になる運命とか言っているし。セブンダイヤルズの会合でロニーを事故死に見せかける噂が流布されて、それなら心配ない、と言うようなコメントが出ていたのは矛盾に見えるけど…
ポンゴが地味に好き。「私はなんと言われようと平気ですが」と平然と言ってのけるバトル警視の渋いキャラクターが好きだったのに、最後の現実離れした派手派手展開に驚愕。バンドルは本作の時点で爵位も継いでいるようだし、才気煥発な美女と恵まれすぎ設定だが、非モテ系に好かれ(前作に続き)そうでない人にスルーされたり、前作の初登場場面は「動く指」のミーガンを彷仏とさせ、終始とんちんかんな努力をしながらも憎めない感じだった。

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2022年08月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

冒険もロマンスも盛りだくさん!

ジェリー・ウェイドが眠ったまま亡くなり、寝坊助のジェリーを驚かせるための悪戯だった時計7つが並べられているところから物語が始まる。同席していたロニーが死に、それを間近に目撃したバンドルことアイリーンは事件に首を突っ込む。ロニーが言い残したセブン・ダイアルズとは。友人ビルやその友人であるジミー、ジェリーの妹ロレーンと組んで作戦を立て、セブン・ダイアルズの秘密に踏み込もうとするバンドルだが、バトル警視も何やら作戦を実行してるようで——

バンドルと一緒にハラハラドキドキするのがとても楽しい。秘密結社セブン・ダイアルズの集会に潜入するところなど、行動家バンドルの本領発揮。パーティーに忍び込むためのおべっかで巻き起こる求婚騒ぎや、大ピンチから突然の告白シーンなど、ジェットコースターのような展開にワクワクが止まらない。バトル警視の例のシーンなどは、驚きでいっぱいだった。仮面を取ったらバトル警視の顔がどーん! 絵で思い浮かぶほど。

冒頭のチムニーズ館に滞在していた若者たちの1人であるジミーと、彼が熱を上げていたロレーンが悪役である。読み返してみると、ジミーが向こうサイドとして動いているからそういう動きになったのかとわかる。

秘密結社セブン・ダイアルズは、実は覆面の素人探偵団。そんなバカなと思いつつ、それはそれで楽しい。

小説の読みすぎじゃないかとか、小説の中に出てきたよとか、作者のセルフツッコミもあるくらい、冒険とロマンスに舵を切った作品。トミーとタペンスのように、これも映像化したら楽しそう。

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2021年06月09日

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