【感想・ネタバレ】最後の大奥 天璋院篤姫と和宮のレビュー

あらすじ

密命を胸に秘めつつ十三代将軍家定に嫁いだ薩摩藩主の養女篤姫、武家の権力に屈して十四代将軍家茂の正室となった皇女和宮。変革期の動乱の最中、生い立ちと立場の違いから対立していた嫁姑が、暗躍する幕末志士の陰で手を取り「徳川」というお家存続のためにたちあがった――。江戸城下での戦いを回避し、無血で倒幕軍に城を明け渡した、武家の女の生きざまとは。江戸城大奥に生きた最後の女性を通じてひもとく、明治維新の裏表。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

特に篤姫に関しては世代別の島津家と徳川家の関係図がとても分かり易かった。家斉も島津家から正室をもらっていたというのは知っていたが、それ以外にも深い系があったことがよくわかった。
そんな深い関係を築いたいた島津家の西郷・大久保が一気に倒幕に突っ走ったというのは篤姫にとってどれだけショックだったか、言い表せないほどだったと思う。
和宮との間は本人同士よりもむしろ奥女中同士のいがみ合いが強かっただろうというのは想像がつきます。
ただ和宮が将軍のことを「東(あずま)の代官」と言ったというのは公家が徳川幕府をどう見ていたのかを表していて面白い。

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2018年07月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
密命を胸に秘めつつ十三代将軍家定に嫁いだ薩摩藩主の養女篤姫、武家の権力に屈して十四代将軍家茂の正室となった皇女和宮。
変革期の動乱の最中、生い立ちと立場の違いから対立していた嫁姑が、暗躍する幕末志士の陰で手を取り「徳川」というお家存続のためにたちあがった―。
江戸城下での戦いを回避し、無血で倒幕軍に城を明け渡した、武家の女の生きざまとは。
江戸城大奥に生きた最後の女性を通じてひもとく、明治維新の裏表。

[ 目次 ]
序章 幕末の日本を救った二人の御台所
第2章 島津家に嫁いだ将軍家の竹姫
第2章 御台所となった島津家の茂姫
第3章 将軍家定が望んだ三度目の夫人
第4章 将軍継嗣をめぐる大奥工作
第5章 皇女和宮の降嫁で対立する大奥
第6章 土壇場で見せた女の底力
終章 明治を生きた天璋院と和宮

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2011年06月05日

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