あらすじ
ヒトは日々損傷するDNAを修復しながら生きているが、加齢に伴い修復能力が衰え損傷が蓄積する。これが老化だ。ただ、この「負債」は「返済」できる。本書は、日常で実感することから見えないところで進んでいる変化まで心身の老化のメカニズムを解説、日々実践できる「若返り」法を提案する。
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Posted by ブクログ
老化負債の返済能力はエピゲノム変化を是正して、エピゲノム年齢を若返らす力でミトコンドリアに依存する。44、60歳の老化の節目に思い切った投資を。
44歳の節目では、チャレンジ精神をもってちょっと無理そうに挑戦する。トライあんどエラー。これでいいのか?と自問。安定を取る態度を捨てる。自分のしたいことをする。腹八分、無理ならプチ断食。タンパク質しっかりとり筋肉貯金。おいしいものを求めていろいろな未知の味探求。低酸素、カロリー制限でミトコンドリア元気に。チャレンジを通していいストレスを受けて老化負債返済能力を高める。自分に合ったこと、自分がしたいことに挑戦しテストステロンアップ。
血圧、血糖値など測定できるものは大きな揺らぎがあるか確認を。大きな揺らぎののちに病気が発症する。
健康に関する本を複数読んでいく中で、相反する内容が出てくることがある。1冊の本に固執せずに、読み比べて自分なりのベン図を作り利用していくことが重要。また今もてはやされていることが数年後には覆ることもある。
メリハリのある山あり谷ありの生活はワクワク感を与える。ワクワク感がエピゲノム変化を元に戻してミトコンドリアを元気にするホルモン分泌を促す。ストレスとはルーティンを変えようとする力。ルーティンから大きく外れるとストレスが多くなるP155。
P145 に老化対策をしたサルと何もしなかったサルの写真がある。正直、どっちが若いのかわからない!サルは見慣れてないからわからんのよ・・・もっと写真が欲しい。親近感わくのは老化対策してないサルのほう。・・・年齢と好感度の関係ってあるんだろうか?年寄は年寄に好感度を高く持つとか・・・?
かつて死因の上位だった、高血圧による脳卒中・心筋梗塞では、医療技術向上により減少に。
2024年8月スタンフォード大学のShenらの研究で、44歳と60歳が老化を決める節目であることが示された。44歳のピークは男女ともあり、女性の閉経に関する体の変化とはまた違うことが明らかになった。44歳の節目では以下5つの衰えが現れてくる。
①皮膚筋肉
②心臓血管病にかかわる因子
③脂質代謝
④アルコール代謝
⑤カフェイン代謝
60歳の節目とともに、筋肉、皮膚の変化があげられていた。44歳の変化は60歳の変化より大きい。44歳の小さな変化に気が付くことが大切。例えば、
・脂っこいものがたべられなくなった・お酒に弱くなった・便秘気味になりだした・便秘気味・昼まで眠るようになった・夜中目が覚める・億劫になる・やってみたいより、このままでいいと思うように・「よいしょ」といって足りあがり・歩いていて追い越される・手すりを持つように・風邪が治りにくい、しんどいなど。
またこれらのことを否定するようとしたり、まずい自分の生活を変えなきゃと思う時も該当する。
男性の更年期障害が注目されていている。男性ホルモンは徐々に低下していくため、なかなか症状が自覚されにくい。性欲低下・眠れない・頻尿・うつっぽい、仕事にやる気が起きない。これまでの自分のルーティーンに変調があるときは男性ホルモンの測定を。男性ホルモンは、本人がいやだと感じることで低下する。やりたいことを思い切ってやり、わくわく感を持つ、夜は照明を落として暗くする(夜間の光で男性ホルモンは低下する)。太ると男性ホルモン減るのでやせる。
腸と腎臓は体の中で最初に老化する。
ウェアブルデバイス、アプリで自分の健康に向き合う。血圧・血糖値の測定を。測定するという行為自体で、生活習慣が無意識に改善されることが知られている。
動物実験では母体のリズムと、胎児のリズムが同期するのが明らかになった。胎児は母親の臓器の一部のようにふるまう。リズムの乱れた生活は胎児のリズムも崩れ
出生時体重減、大人になりカロリー摂取が過剰になると、肥満・糖尿病になりやすくなった。
健康~未病状態になるにはリズムの揺らぎがある。血圧や血糖などがいつもの波動から逸脱した状態になった時が老化負債の始まり(P83-85 ここでは透析患者の血清あアルブミン値の変化についてあげられている。透析前の濃度が正常な状態の時点で、すでに、ばらつきが大きくなっている。このグラフ面白いので再読したときは確認を)
代表的な負債、(小さいことでも積み重なると大変。注意しよう)
血糖値スパイク、血圧モーニングサージ、夜間高血圧、睡眠負債(部屋まっくっらで、まずは量)
負債が積み重なって起きる負債病
脂質異常症、高尿酸血漿・痛風、脂肪肝・代謝不全関連脂肪性肝炎(マフルド)、認知症・アルツハイマー病)
負債病の元凶は過剰な脂肪蓄積。
ミトコンドリアの記述があるがもう少し詳しく知りたい。
エピゲノム変化 遺伝子の傷は修復され、元には戻ったけど、その使われ方が変わるようになる変化。”エピ”とは「その上」
P127 図11 P130 エピジェネティック・クロック。最大寿命が長い動物ほど、メチル化率の変化のスピードが緩やか。
老化の度合いは、その人の歴年齢よりエピゲノムの変化の割合のほうがより相関する。(ここでの老化度合いとは免疫細胞の数、皮膚の状態、脳萎縮の程度、体重など)
腎機能は体全体の老化の状態をよく反映する。
臓器の若返りは食、運動、マインドフルネスより。
食カロリー制限7-8割に。サーチュインという酵素の働きで、遺伝子のメチル基ををはがす。これによりタンパク質の機能が変わり、ミトコンドリアが元気に。
スルフォラファン、クルクミン、カテキン、腸内細菌の産生する酪酸、キウイフルーツ、地中海食。和食。
老化負債返済の基本はホルモンバランスを整え、いいリズム感を持ち、ストレス対応力を身に着けること。
ホルモンを整えるには昼に十分の働き、夜十分に寝ること。
歳をとると20代の方に比べ網膜に届くブルーライトの量が30パーセントまで低下する。昼間に十分にメラトニンが抑えられないためメラトニンの分泌リズムに障害が出る。
ホルモンには90分周期のものがある。90分ルールを意識するとストレスを感じることなく生活の活力が生まれる。
エピゲノム変化を抑え、ミトコンドリアを元気にするホルモン♪
グレリン 空腹時間を12-14時間保つ。
ナトリウム利用ぺプチド お風呂に入るとトイレに行きたくなる原因。血圧を上げるアンジオテンシン作用を抑える。適度な運動で分泌増。1日20-30分隣の人と話ができるぐらいの運動を。1回にまとめなくても、分割してもいい。
オキシトシン 浮気防止ホルモン。嫌いな人とふれあっても増えない。ペットでもOk。
セノリシス 老化細胞を除去する技術。これによりできた薬剤をセノリティクスという。
老化細胞は自分を長持ちさせ少しでも長く働こうとする。また炎症を引き起こす物質を出し、周囲のがんになりそうな細胞を攻撃しようとする。(これをSASP サプス Senescence-Associated Secretory Phenotype 老化関連分泌形質と呼ぶ)
免疫チェックポイント阻害薬がセノリシスに利用できるかもしれないという報告もある。
言葉 マルフド セノリシス サプス アンジオテンシン ナトリウム利用ぺプチド