あらすじ
生命として異端であるアイリスと孤高の天才だったシオン。互いに命を燃やした共闘の末に心を開いた二人は、フローレンスの計らいで同居を始めていた。
二人だけの時間も束の間、ウルリカ隊の救援のため特別遊撃隊としての出動任務が下る。張り切るアイリスの裏で、“魔女狩り”であるシオンには、フローレンスからアイリスにも秘匿のとある任務を命じられていた。
――ウルリカ隊に潜む、セレストの死の一因でもある「裏切り者」を暴け、と。
その命の下で、シオンはウルリカ隊所属の五人の“秘密”に迫っていく。しかし、シオンの隠し事に気が付いたアイリスは何やら心がモヤモヤするみたいで……?
感情タグBEST3
更に百合が濃くなって尊さ倍増!
1巻ではシオンとアイリスの絆が描かれていく中に百合要素もある、くらいの感じだったのですが……2巻ではさらに1歩踏み込んできました。1巻より全体的に百合濃度が濃くて、作者さん完全に百合、ガールズラブ作品として書いてるのが伝わってきました。
2巻では他の部隊との関わりや任務と日常(同棲やデート)を通して、また深くお互いが大切で特別な存在になっていく様子が丁寧に描かれていて最高でした。
また今回登場するウルリカ隊の少女たちの関係も尊かったです。同時に、彼女らとシオンとアイリスの関係も良かった、特にアイリス。
戦闘シーンも、ハウスの設定上様々なタイプのフィールドや敵を出せるので飽きずに面白かったですし、終盤の主人公覚醒?パワーアップ?が、そこに至るまでの想いも含めて熱かったです。
そしてイラスト、相変わらず美しくて最高です特に表紙。もうこれだけで買う価値ありです。