【感想・ネタバレ】家族という意志 ――よるべなき時代を生きるのレビュー

あらすじ

「家族」とは、「自分のいのちの受けとめ手が一緒にいること」。児童虐待、「所在不明」高齢者、孤独死、高止まりしたままの自殺率……。受難の時を迎え、機能不全に陥った現代家族。今や、個々人が意識的に絶えず選び続けなければ成り立たなくなっているのではないか。不安の時代に、生き延びていくための居場所としての新しい家族の可能性を探る。

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Posted by ブクログ

「家族」とは、「自分のいのちの受けとめ手が一緒にいること」。自分は子どもの親として、子どもにとっての家族という立場からこの本を手に取りました。でも、著者のご両親のお話などに関する老いてからの「家族」とは何か、その「家族」が老いた者の最期にどう関っていくか、という内容のほうが印象に残りました。自分の両親、そして自分の「いのちの受けとめ手」は果たして自分の今の家族になるのかどうか?

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2012年06月25日

Posted by ブクログ

自分と他者のなかでつくる特殊世界、対幻想。
よるべなさ。いのちの受けとめ手。

自己本位主義的志向、そしてアノミー化。

誰かに「いる」と受け止められてはじめて自分は「ある」ことができる。

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2015年07月14日

Posted by ブクログ

読み始め、中ごろまで・・・。
「つまらないエッセイだなぁ」と思う。
「アノミー」などのキーワードがイマイチわからない。
東北震災の被災者がこんな本など読まないだろう・・・と思う。
しかし、読み進むにつれ、おもしろくなってきた。
つじつまが合わない・・・と思っていた文脈も、みごとに統一されてきた。
が言いたかったのかは、読みとおさなければわからない・・・という著書としては、久しぶりの含みのある本です。
とにかく読破してこそ、味わえる本ですね。

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2012年05月11日

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