あらすじ
プロカメラマンの壬生は、
後輩の結婚式後のひどい泥酔から目覚めると温泉宿にいた。
そこは10年ぶりに会う親友・筒美が継いだ宿で、
壬生がスランプ中だと知った筒美が壬生を連れてきたのだという。
筒美は学生時代、酔った勢いでの初夜が失敗してから音信不通になっていたはずなのに、
気まずさも距離も感じさせずに壬生に微笑む。
その姿に違和感は感じ抱きつつも、まだ筒美を好きだと自覚した壬生は、
今度こそ筒美との恋をやり直そうとするが……。
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感情タグBEST3
決してBL特有のファンタジーな話ではないと思います。お互いがキラキラした恋心を持っているだけではなく、一方は後ろめたさだったり、一方は妬みだったりを内側に抱えてて、でも、そんな相手が持つ負の感情までをも包み込もうとする大きな愛の話であり、綺麗事だけでは語れない現実に近い話なのかなと。
ただ、壬生と筒美の関係って色々な想いが交錯してて、恋だとか10年愛だとか簡単に言ってはいけないんだろうなっていうのが率直な感想です。
これについては語彙力が乏しく上手く説明出来ませんが、素晴らしい作品であることは間違いないと思うので、多くの方がこの作品を読み同じことを感じて頂けたなら嬉しいです。
大学の同級生、再会愛。
大学の写真サークルで出会った２人。卒業の時、実はほんのり両片想いだった２人は身体の関係を持とうとするが失敗する。そこから攻めはプロのカメラマンになり、受けは実家の旅館を継いだ。10年後後輩の結婚式で再会し、想いを伝え合う。
先生の描くゲイの受けの色っぽさは格別。楚々とした色気があって、攻めでなくてもその気になってしまうだろう。
ちょっと切なくて苦味のある優しいお話。
全191ページ。
表題作のみ。
プロカメラマンの壬生と旅館の支配人筒美のお話。
大学時代からの親友だけど、あることがきっかけで疎遠に。
そんか2人が再会してからのストーリー。
好きだけど、好きなのに、相手の才能に嫉妬や羨望しちゃって、そんな自分が嫌になる､､､
ツライ(>_<)
綺麗事だけじゃない、リアルなストーリーで面白かった。
数年後の2人も見てみたい^ ^
最後は泣けた…！
学生時代からずっと好きだった同性の友だちに、大人になって10年越しに気持ちを伝えた壬生。ずっと好きだったのに自分の壬生への嫉妬心もあって、せっかく壬生の好きを受け取れたのに、また、距離を置こうとする筒美。この気持ちのすれ違いが、通じた時…泣けました…！学生時代からの終わらせられなかった恋が紆余曲折経て成就するお話が好きな人にはぜひ、オススメです！
筒美がゲイで壬生がノンケなのよね？筒美絶好のチャンスだったのに何故10年前もっと頑張れなかったのだろう。ふだんの絵は特化しているわけでもないのに（なんならカラダのバランスおかしくないか？）そういったシーンの時の描写に吃驚。試し読みだけでR18さながらの濃厚さが伝わってきてかなり続きが気になりました（笑）この２人が初夜をやり直せるのかどうかも気になる。
匿名
すごく良い！
とても惹き込まれるお話でした。お互い想いあってるのに拗れてしまっていく姿がもう！じれったいけど！わかる！！
終わり方がとても綺麗だったからこそ、その続きを見たいです〜。
雰囲気がとても好き
表紙の雰囲気がとても好きで、これは絶対読まなければ、と思っていた作品。
すごく一途に純粋に好きなのに、嫉妬心に打ち勝てない恋心がとてもリアルで良かった。同じ道を志すが故、周りから認められない自分が惨めで、大好きな人の成功も心から喜べない。離れようとした筒美の気持ちが、すごくリアルで痛くてよくわかる。
だからこそ、そんな嫉妬心をも超えていく「何か」に期待したのだけど…。そのあたりの描写が個人的には少し物足りなくて★4.5な感じです。でも、お話の雰囲気は表紙通り、好きです💓
ふと思ったのは、これ壬生と筒美、立場が逆なら、壬生は性格的に筒美を受け入れられないんじゃないかな。それくらい、自分が喉から手が出るくらい欲しい才能に対する嫉妬心てのは大きいと思うなー。
でも、この2人はうまくいって良かった😍 もっと付き合い出した2人も覗き見したいな。
