【感想・ネタバレ】東京新大橋雨中図〈新装版〉のレビュー

あらすじ

第100回(1988年下半期)直木賞受賞作

明治初年の東京を舞台に、「最後の木版浮世絵師」となった
小林清親の半生を描く傑作時代小説。

失われつつある江戸の情景への愛惜、一世を風靡した「光線画」の凋落。
時代の激動に呑み込まれて沈みゆく人々と自身へのやるせなさを噛みしめる清親の、優しさゆえの苦悩と新時代へかける想いが交錯する。

「いかにも好もしい男」――解説・田辺聖子

単行本 1988年11月 新人物往来社刊
文庫版 1991年11月 文春文庫刊
文庫新装版 2025年1月 文春文庫刊
【この電子書籍は文春文庫新装版を底本としています。2022年11月に電子版配信を開始した同タイトル作の表紙を一新したものであり、作品内容に変更はありません。】

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Posted by ブクログ

明治の浮世絵師、小林清親の存在を知らなかった私にとってはとても新鮮でした。
本作では江戸から明治へと時代は代わり、紆余曲折を経て浮世絵師となった小林清親の半生が書かれていますが、さらに時代は代わり浮世絵自体の人気も下火になってきた、この後の小林清親にも興味がでてくる1冊でした。

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2025年08月21日

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