【感想・ネタバレ】本質を見抜く「考え方」のレビュー

あらすじ

一見もっともらしく見える他人の判断や見解に惑わされることなく、「自分の頭で考える」ためにはどうしたらいいか。国際政治学者として、また歴代内閣ブレーンとして、つねに新しい情報を集め、検証し、自分なりの見解を導き出さねばならない立場の著者が初めて明かした、世の中の真実に迫るための53の実践的思考法。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

中西輝政氏によるまさに考え方の羅針盤となる良著
基準を作る。明確化を進める。


メモ
・自分をまず知ること。そのために鏡となる敵を知ること。
・必ず言葉にしてみること。なんとなくではなく、表したい言葉を探す。自らのオリジナリティは考えを言葉にすることでしか、だすことはできない。
・仮説を立てる。基準をたてることで他の考え方が明瞭に見えてくる。言い切りで仮説をたてる。そうすることで情報に対する感度が高くなる。 
・最初に得た直感を思い出す。
・難しいものを優しい言葉で表現、言語化してみる。真の理解につながる。
・三つのセオリーを当てはめてみる
 作用反作用、慣性、鹿威し。
・問題を三つの要素に分ける。整理やまとめに向く。
・どんな情報も歴史に還元する。過去に学ぶ、歴史に学ぶことがものごとの真偽を教えてくれる。
・問題の外に出てみる。自分の立場を離れてみる。
・よき異端を目指す。異端の考えを取り入れることで考えに深みが出る。
・逆説を愛する心を持つ。
・迷うことは考えが広がることであり、深まることであり、最終的にもっとも効率のよいこと。
・択一より共存を意識する。
・社会と人間は元来うまくいかないもの。相容れないもの。それを前提とすること。
・自分の本分を貫くことで社会貢献に役立てる。
・ふと浮かんだ疑問を封じ込めない。
・誰も疑わない美しい言葉こそ疑ってみる。美しい言葉は人の思考停止を誘うので。
・全員一致はまず間違いと心得る。 
 真剣に考えていたら一致などするはずないというユダヤ人の教訓。
・変化を見る前にまず不変を見る。変わるものばかりに目を奪われているともっとも大切なものを見失う。変化とは全く違うものに変化するのでなく、不変であるものが常にそこに流れている。
・バラバラの事実と数字を見つめ直す。一見バラバラに見えても、支流が集まって本流になるように、やがてその本質が見えてくる。ものごとの本質を見極めるには一見バラバラに見える事実を根気よく集積することが必要。

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2021年07月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

すごくわかりやすく、納得できる部分も多かった。「考え方を学ぶ」類の本の中ではなかなか良書だと思いました。もう一読して、自分の中にしっかりと消化していきたい。

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2011年10月17日

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