あらすじ
吉原にある男の遊廓『花降楼』に売られた椿は、やがて十八となり、いよいよ水揚げ(初めて客をとる)の日を迎える。大勢の男たちが争う中、大金を積んでその権利を競り落としたのは、広域暴力団組長・御門春仁だった。御門はその後、椿の許に通ってくるようになる。財力を背景に、鷹揚に椿の贅沢を許し、我が儘を楽しむかのような御門に、椿は…。大人気! 花降楼シリーズ第4弾!!
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匿名
やくざ
やくざ者と色子のお話。
椿の両親の末期の話は、さすがやくざ物だけあって、
椿がかわいそうになった。
御門の奥さんの話もちょっとドキリとしました。
なんだか地獄○のがび○の話とちょっと被る(笑)
Posted by ブクログ
吉原にある男の遊郭「花降楼」に、母親の自由と引き換えに売られた椿は、やがて十八になりいよいよ水揚げの日を迎える。
大勢の男たちが争う中、大金を積んでその権利を競り落としたのは、広域暴力団組長・御門春仁だった。
自分を売ったのも暴力団で、椿は暴力団なんて大嫌いだったのに、あろうことか椿の前に現れた男は、椿を花降楼に売った男だった。
最初は反発した椿だったが、御門の「俺の身代を傾かせてみろ」の言葉に、負けず嫌いが刺激される。
御門はその後、椿の許に通ってくるようになり、椿は御門を傾かせてやろうと贅沢や我が儘をたくさんいうが……
という話。
今度は蜻蛉とは別の意味の、もっとわかりやすい女王様受け。
贅沢が好きで、わがままも欲しいものもはっきり言う。
蜻蛉は、何にも興味がなくて、それゆえ皆が必死になって蜻蛉の興味を引こうとする、という女王様、というお嬢様な感じだったんですが、椿は完全に女王様。
贅沢も好きで、派手なものも好き! という……(苦笑)
一方の御門はそれを鷹揚に許している……という。
いや、どんだけお金あるんだよ!! っていうツッコミはなしですよね。
ファンタジーだもんね!
で、負けず嫌いな椿と、大人の余裕のつもりですべてを背負っちゃって何にも本当の事を言わない御門は、二人の間に誤解があって、なかなか椿が素直になれないんだけど。
その誤解が解けたら無事にハッピーエンド……でした。
女王様受けも萌えますよね!