【感想・ネタバレ】マザー・マーダーのレビュー

あらすじ

息子を溺愛するあまり学校や近隣でトラブルをくり返す母親・梶原美里と家から一歩も出ない引きこもりの息子・恭介。この親子と、梶原家の隣人、美里と同じ職場で働く女性、引きこもりの支援施設で働く男性、恭介と同級の女子中学生、恭介が起こした不可解な事件を取材する女性ジャーナリストとの係わりを描く。すべての作品に幾重にもどんでん返しが仕掛けられ、歪んだ母性の毒に慄然とするイヤミス系連作短編集。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

第一話では引きこもりの息子可愛さに隣家のクレーマーと化す母親、第二話では同僚相手に息子愛を滔々と語る母親、第三話では溺愛する息子のために監禁まで手を染める母親…と梶原美里の母としての過激な一面が徐々に顕になっていく。
美里もヤバいが、各話の登場人物も普通の顔して暮らす一癖ある人物ばかり。
戌亥と野崎の経験から9歳息子の漢字の勉強の必要性を再確認w
終盤は“梶原家の秘密”で頭の中がごたついたが、第三話の美里の狂った願望が伏線となって回収されたラストは全て塗り潰されるお先真っ暗の奈落…おぞましさしか残らへん…。

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2025年03月02日

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