あらすじ
転職したいのにできない人がいます。一方で、転職活動もしていないのに、他社から誘われる人がいます。
実は、この「他社から引き抜かれる人」は 1.仕事の成果を出す 2.成果をまわりに知ってもらう 3.一緒に働きたいと思ってもらう、という3つのステップを普段の仕事から踏んでいたのです。本書では、有名企業に引き抜かれた150人から導き出した、「引き抜かれる人」の鉄則を、「ドラッカーは読んでも使わない」「オーダー以外の仕事にも手を出す」「タクシーは迷わず使え」「会議では意見ではなく『新情報』を差し出せ」など、具体的で刺激的な100項目で説明しています。
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Posted by ブクログ
●内容
・外資コンサルを経て新規事業立案のコンサルとして自立した著者による仕事論。
・「他社から引き抜かれる」ほどのハイレベル人材になるための心得を説く。
●コメント
○本書の構造。4つのカテゴリでそれぞれテクニックを示す。すぐに真似ることができそうなものから、心構え的なものまで。
(引用)
・引き抜かれるプロセス
1、目の前の業務で成果を出す。
2、その成果をまわりの人に知ってもらう。
3、「こいつと一緒に仕事がしたい」と思ってもらう。
(引用 詳細)
・成果を思い切り出すために
1、知識も小技も身に着ける。
2、成果にこだわる。
3、体調・時間・お金の管理を徹底する。
・成果を知ってもらうために、
4、情報収集、発信に長けている。
5、魅せ方にもこだわる。
・周囲の人の気持ちを動かし、チャンスをつかむために必要な
6、キャリアを描き、チャンスをつかむ。
7、視点を高くもつ。
8、人間に向き合う
9、心を平穏に保つ
○仕事の深掘りについて。試行錯誤して身に着ける、資料作成&説明のスキルの鍛え方。この基本方針に沿えば、試行錯誤するよりも効率的な伸びが期待できる。
(引用)
・コブシは磨きつづける。
コブシとは、「相手に対してこちらの主張を、根拠をもって明確に説明し」「相手に理解・納得してもらうスキル」。
コブシを磨くコツは、
1、「要するに、何をどうしてほしいのか」を考え、
2、「それはxxという理由があるからです」と1~3点程度にまとめ、
3、端的に結論から資料を含めた説明文に落とし込む
ということを常時やりぬくこと。
相手に主張が伝わらないときの大半の原因は、多数の情報が書かれ冗長となり1がよくわからず、それを作成した人間自体が1に埋もれ、1と2の接続が上手くいっていないことです。それを避けるためにも、人に何かを伝えるときには、非常にシンプルに、端的に1~3を行うということにトライしてみてください。
○ノンスモーカーこそタバコ部屋へ。「その手があったか!」という強烈な気づき。
(引用)
・タバコ部屋トークをする。スモーカーには年配者が多いので、若者が普段接することのない人と接することができる。2つめ、肩身が狭いタバコを持っていることで親近感。会話がしやすく、情報収集がしやすい。ノンスモーカーでも禁煙パイポを片手に喫煙室へ。
Posted by ブクログ
最近、「市場価値」について人と話すことが多いな・・・・・とか思いながら本屋を物色していたら出会った本。
確かに全部やれたらすごいことになれそうな気がする。
・・・「~たら」「~れば」がキャリアを壊す・・・
この本のこの一節で、自分から「転職」という言葉が消えました。
個人的には転機を感じた本でした。
Posted by ブクログ
他社にとって魅力的な人は、自社内でも魅力的であることに違いない。
成果が出ない、人間関係が悪い
だから他社に行って頑張ろう。
そんな考えでは結局成功することはありえない。
書いてあるのは当たり前の事ばかり。
まずは自社内で成果を出してから転職を考えよう。自社内で成功出来ない人は他社から引き抜かれるような事もないのだから。