あらすじ
佐倉葉子21歳。彼女は不当に手に入れた鍵を持ち、住人が不在の家を渡り歩いて、生活をしている。そんな葉子の前に、突然現れたのは、死んだはずの同級生・月沼マコト。彼の口から語られるところによると、葉子は知らず知らずのうちに「ヒル」と呼ばれる存在になっていたらしい。「ヒル」とは一体、何なのか?『SEED』の今井大輔が描く、新時代のドロップアウトストーリー、待望の第1巻。
...続きを読む感情タグBEST3
いないはずの人たち
アイディアは良いです。実際に空き家みたいなところに逃げ込んで暮らしていた事件があったので、そういうのがモチーフになっているのでしょうか。
主人公の娘さんは諸事情があって家出し、夜行バスで途中、サービスエリアで乗り遅れて途方に暮れていた他そのバスが事故で炎上して全焼したので、自分は死んだことにしています。
それで合鍵を入手して空いている時間帯に人の家で過ごすという寄生生活を続けているうちに危険な目に遭ったり、同様に生活している元同級生にも再会したりしています。
全5巻の作品で、続編もあるようです。
Posted by ブクログ
【あらすじ】
家出を決意し、夜行バスに乗り込んだ佐倉葉子。サービスエリアで置いてけぼりにされ、なんとかケンカ中だった彼氏のアパートにたどり着くが、彼の心がすでに自分から離れていることを知る。さらに、自分を置いてけぼりにしたバスが事故を起こし、乗客名簿から自分が死亡したことになっていると知った葉子は、留守宅の他人の家に入り込み、そこで侵食を得るという生活を始める。そんな葉子に、死んだはずの元同級生月沼が「天然のヒルは殺されちゃうよ」と忠告。初めてヒルという言葉を知った葉子だったが━━━。
【感想】
WOWOWでのドラマ化のニュースであらすじを知り、気になったので電子書籍で購入。
なんというか現実にありそうでなんだか怖い話だな、という物語。様々な事情で世捨て人として日陰に生きることを選んだ人たちが、本当にこんな風に生きていたら、と思うと背筋が寒くなります。
そんな中で。現代の闇だったり、弱者の抱える問題などを上手に物語に組み込んでいるのて、色々と考えさせられる部分の多い作品。
WOWOWさんがこれをどんな風に映像化するのか、楽しみになりました。
気づく
他人の家の合鍵を作り、住人が不在の間に入り込み勝手にものを使ったり飲み食いしたりする人々、ヒルの話。おもしろいけど、物が動いていたり食べ物が減ってたりしたら一人暮らしの住人は普通に気づくと思う。
Posted by ブクログ
世間では死んだ事になっていて、定住している場所が無く、勝手に人の家を利用している通称「ヒル」達。主人公の女の子はとある理由で死んだ事になってしまった天然の「ヒル」。「ヒル」という存在を知ってから彼女の日々は変わる(元々屑みたいな生活だったが)
まだまだ謎だらけで先がきになりますね
Posted by ブクログ
ニートでもなく、ホームレスでもなく、
『死んだことにして生きる』 新しい人間たち。
いろんなお宅の合鍵を持ち(もちろん無断で)、
存在を悟られぬよう うまく生きる。
その姿 まるで寄生虫のようである。
寄生虫Aが入った その場所に
先客である寄生虫Bがいたらどうなるのか
実際の虫の世界は知りませんが
このお話の中では なかなかシビアみたいです。
表紙の絵よか 中の実際の絵の方がいい感じです
なんで こんな表紙デザインなのかなぁ
はやく続きが読みたい。。。