【感想・ネタバレ】ヤバい医者のつくられ方のレビュー

あらすじ

和田秀樹大激怒!
「医学部入試面接は廃止すべし!!」
「日本人は搾取され続けている!」
■薬漬け医療で体はボロボロ
■高額社会保険料の負担で貧乏に

高齢者の健康を守るふりをして過剰に薬を処方して薬漬けにする。錆さびついた古い常識にいつまでもしがみつき、かえって患者さんの健康を損ねる。
そうやって医療費を膨らませ、高額な社会保険料を国民に負担させる――。
「医療の闇」とも呼べるこのような問題を改善しようとせず、知らん顔して放置し続けている日本の医療界の傲慢さの根源が、大学医学部の入試面接である、と言ったら皆さんは驚くでしょうか?
(本書 「序章」)

【目次】
■序章 医学部入試面接の大罪~なぜ日本の医療は変われないのか~
■第1章 医学部入試面接は問題だらけ
■第2章 医学部教授が蔑ろにする「教育」
■第3章 入試面接でヤバい医者がつくられ放題
■第4章 医学教育の未来を考える
■第5章 医療界の将来を見据えて

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Posted by ブクログ

まえがきから
 面接のない大学医学部が一つもないので、医学部批判をすると自分の子が落とされる心配をするのか、私をのぞいて、現在の医学教育のあり方を批判する声はほとんどあがりません。
 高齢化が進むのに大学病院型の臓器別診療は変わることはなく、一向に総合診療といって体全体(心も含む)を診る医者を育てる医学教育は進展しません。
 結果的に医療費は膨れ上がり、高齢者はヨボヨボにされ、それが介護費用もおしあげています。
 ということでもともとは『医学部入試面接の大罪~なぜ日本の医療は変われないのか~』というタイトルで出したかった本ですが、不本意なかたちで勝手に変えられたので、まえがき本書の趣旨をお伝えしました。
 となっています。
 ということで、内容ですが
第Ⅰ章 医学部入試面接は問題だらけ
第2章 医学部教授が蔑ろにする「教育」
第3章 入試面接でヤバい医者がつくられ放題
第4章 医学教育の未来を考える
第5章 医療界の将来を見据えて

 人としての道を外れた「医療オタク」が拡大再生産される過程がよく解ります。
患者の身になって適切に医療を施す医療、無駄な薬を飲ませない医療などなどが行行われれば、結果として社会保険料の軽減につながっていくということが解ります。
 若い人にもしっかり読んで欲しい本です。ひどい行政システムを変えられる政治家をきちんと選んで行かなければならないのです。

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2025年08月09日

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