あらすじ
元祖“スパルタ教育”の実態に迫る。
格差を感じさせない、理想的な体制だった!?
マキャベリが「最も優れた国制」、ルソーが「安定した社会」だと絶賛。
プラトンが高評価し、ナチスが賛美。
スパルタは、1000におよぶポリスが乱立する古代ギリシアにおいて
軍事大国として君臨し、アテナイ(アテネ)と覇権を争っていた。
なぜ長期間にわたって強国を維持することができたのか。
賛美者が絶えない「理想の社会」の実像とは――。
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Posted by ブクログ
きっかけは、新聞の「読書」のページで取り上げられていたので。
スパルタについて何もしらないので興味深くおもしろかった。後半は出来事と解説が歴史の教科書みたいで眠気がすごかった。
慣れていないのと知識もないせいで、王やポリスや地名などのカタカナの名前が全く頭に入らない。
スパルタは独特な社会(ポリス)で、あまりにも現代社会と違いすぎて、逆にドラマチックに感じた。
テルモピュライの戦いを映画化したり小説に書いたりしたくなる気持ちはよくわかるし、見てみたい。(映画『300』、小説『炎の門: 小説テルモピュライの戦い』)
中学の頃に読んだ小説でアレクサンドロス大王が好きだったので、彼と関わりがあった時代は短いけどおもしろかった。スパルタもアレクサンドロス大王も大昔で記録も少なく、歴史の教科書では記載がわずか。興味深い時代なのにローマよりギリシャと周辺は創作の読み物が少ないので、もっとあれば良いのにと思う。
スパルタが衰退していく様子が、格差の拡大と人口減少と高齢化の日本に重なるようで興味深かった。歴史から学べることは多い気がする。