あらすじ
リーダーの仕事とは、人心を掌握し、衆知を集め、彼らに全力を尽くして働いてもらうことだ。そのためには、進むべき方向と各人のなすべきことを言葉で示し、それに心の底から納得してもらわなければならない。
そのための道具は、つまるところ言葉しかない。
リーダーにとって、言葉は命なのである。
(「はじめに」より)
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「見る」、「語る」、「実行する」
特に、「見る」は天才と鈍才を分ける。誰もが当たり前だと思っている常識を「本当にそうか?」と問い直し、隠れた本質を見抜く。
五ゲン主義
①問題が起きている現場に出て
②現物を具体的に調べて
③データで現実を直視し
④物事を原点に立ち返り
⑤問題を顕在化し共有する
自社の「強み」のファクトこそ正確につかむべき。それは本当の強さか、他と比べてどこがどのように強いのか?
大局を見る。目先の事象にとらわれない。より大きな観点、長期の観点で。鳥の眼
「言う」を「成す」こと
リーダーが皆から信頼を得るには、言ったことを実行し、成果を出し、それを知らしめる必要がある
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尊敬する経営者のお一人の坂根さんの著者。
見る、語る、実行する、の三位一体の重要性を見事にまとめられています。
『リーダーの仕事とは、人心を把握し、衆知を集め、彼らに全力を尽くして働いてもらうことだ。そのためには、進むべき方向と各人のなすべきことを言葉で示し、それに心の底から納得してもらわなければならない。そのための道具は、つまるところ言葉しかない。リーダーにとって、言葉は命なのである。』(はじめにより)
何処ぞのブラックな社長は爪のアカを煎じて飲んでほしいものです。
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どんな立場になっても謙虚に学び続ける姿勢、それと仕事に対する情熱を持ち続けること、これが最先端の知識と行動、知号合一となり、揺るぎない判断へと繋がる。そこから、生み出される言葉は重く、言葉力となるのだろう。
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著者は、コマツのV字回復を実現させ、HBR誌でCEOランキングにて日本人最高位に評価された関根正弘氏である。
どのようにして低迷していたコマツを蘇らせて現在のコマツに育て上げたのか。
「リーダーにとって必要な仕事は人心を掌握し、衆知を集め彼らに全力を尽くして働いてもらうことだ」(『はじめに』より)
働いてもらうには彼らを動かす言葉が必要だ。つまりは、タイトルにある言葉力が鍵となる。
ぜひ、自らの目で坂根氏の言葉力を味わっていただきたい。
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帯に「人の心を捉え 行動を引き出すコミュニケーション術」とあるが、
スキルではなく姿勢という印象を受けた。
知行合一。
言うを成すと書いて誠。
言葉力とは、単なる言い方だけでなく、
何か言う前のきちんとした観察(見る)から始まり、
言った(語る)ことを実現する(実行する)まで全てが繋がってつくられるのではないかという感想。
話し方に関するポイントも書かれているが、
やはり信頼は言葉だけでは作れない。
変化は口先だけでは作れない。
人を動かす言葉力は、
日々の積み重ねなのだと再認識させられた。
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リーダーのコミュニケーションとは?
→見る、語る、実行するの三位一体で考える
事実、全体、本質を見ることが出発点
言葉の力はファクトで決まる
リーダーは着眼大局、着手小局が大事
抽象的な事象ほど具体レベルの言葉で語る
メッセージを伝えるだけでなく、その伝えたことを実行してみせなければ意味がない
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コマツ会長 坂根さんの「ダントツ経営」とセットで読むと、知行合一の本質がよくわかります。
・五ゲン主義…現場、現物、現実、原点、顕在化
・「着眼大局」「着手小局」
・「不正をゆるすな」より「不正を隠すな」
口下手の苦手意識を逆手にとて、あきらめず自分の言葉に置き換えることの大切さを感じました。
Posted by ブクログ
コマツの元社長、坂根さんの著。
リーダーシップ、マネジメントについてとても参考になるフレーズが多かった。
「上は下を見るのに3年かかるが、下は上を見るのに3日もあれば十分だ」との言葉にドキリ。
常に見られていることを改めて意識した。
後は五ゲン主義。
現地、現物、現実、原因、顕在化。
現地現物の更に奥深く追求する、とてもいい言葉だと思った。
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「リーダーの仕事とは、人心を掌握し、衆知を集め、彼らに全力を尽くして働いてもらうことだ。そのためには、進むべき方向と各人のなすべきことを言葉で示し、それに心の底から納得してもらわなければならない。そのための道具は、つまるところ言葉しかない。
リーダーにとって、言葉は命なのである。」
この書き出しで、引き込まれて読みました。リーダーの言葉は命である、というコマツの経営者の言葉をじっくりと味わい、考えさせられました。