【感想・ネタバレ】桜が散ってものレビュー

あらすじ

時を隔ててわかる、愛するということ、家族であること
“森沢文学”の真髄!心が静かに癒される、珠玉の家族小説

趣味の釣りをきっかけに、週末を桑畑村で過ごすようになった忠彦。現地でできた親友の浩之をはじめ、温かな人々や美しい自然に囲まれた桑畑村は、彼にとって「第二の故郷」と呼べるほどの場所だった。しかし、数年後、自身が勤める建設会社が桑畑村でリゾート開発を進めていることを知る。その事実を知った忠彦は浩之に会いに桑畑村へ向かうが、そこで人生を揺るがす出来事に遭遇してしまう。その日を境に、忠彦と家族の運命は大きく変わり出していき……。
不器用ながらも自分の信念を貫いた男と、その家族の絆を描いた感動の物語。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ある事故をきっかけに、離ればなれになった家族の物語。

プロローグの衝撃的な場面から、いったい着地点はどうなるのか・・と思いながら、ずっと心が重たい状態で読み進めました。
特に自分と同性同世代の「松下麻美」の章は、苦しかったー・・離婚歴もあるし、どっぷりと共感。
決断が正しいか間違っているかなんて分かりはしない。そうするしかなかったのでしょう。

自分の心に正直に生きた夫の忠彦も、結局、そうするしかなかったんだと思う。

そんな父の行動、母の決断、どちらも子供たちにとっては受け入れられないものだったのでしょうが、
里奈も建斗も、桑畑村を訪れ、生前の父を憶うきっかけと共に変わっていきます。

建斗の「許せないけど、嫌いじゃない」という感情が、矛盾ではなく、一括りとして存在する感情であることの気付きは、なるほどそうかも・・と思いました。
一括りの存在する感情を認め受け入れ、前を向くことができるのかもしれません。

重たいストーリーでしたが、読書後の後味は悪くなく、一筋の柔らかな光と、新鮮な空気を含んだ風を感じれる後味でした。

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2026年05月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初は、家族を優先しなかった忠彦にショックを受けたが、忠彦の状況を考えるとどちらにせよ辛いと思う。家族にも村にも村の人達にも罪悪感がある状態だったと思う。家族は失ったけど、村に対しては死ぬまで貫き通した事が救いだったし、家族への想いもずっとあったし、大事に想ってたのが伝わる最後だった。

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2026年01月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

離婚を選び、一人で過ごすこととなってもずっと家族を思い続け、行動してきたことを、桜が散ったあとに知ることができる。素敵な伏線回収だなぁと思いました。人が亡くなる描写もあるのですが、読後感のよい本でした。

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2025年07月02日

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