あらすじ
ツリーホーンはマンガを14冊持っていて、それぞれ19回ずつ読んでいた。おこづかいをもらえたら、新しいのを買うんだ。でもおとうさんは貯金しろっていう。ただ貯めたって意味がないのに……。おとうさんは「金のなる木はない」っていうけど、庭に出てみたら、はっぱが1ドル札になっていた! 英国児童文学の人気作家フローレンス・パリー・ハイドとイラストレーター、エドワード・ゴーリーがタッグを組んだナンセンスで可愛い物語。
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Posted by ブクログ
ツリーホーンは、おこづかいで新しいマンガを買いたい。
おとうさんにおこづかいをもらいたいと言うが、その間もおかあさんとしゃべっている。
おとうさんは、金というのは、貯めるためにあるんだと使うためじゃないと言う。
ツリーホーンは、庭の木のはっぱが、1ドル札になっているのを見つける。
それをペンキぬりの人にも言うが、話にならない。
おかあさんも、バーサおばさんも話を聞いてくれない。
少しだけの1ドル札が、木にいっぱい1ドル札になっている。
取りに行かなくちゃと思って、はしごを持って行きのぼるとそれはもう…。
エドワード・ゴーリーのイラストが癖になるのは、奇妙なんだか小気味良いのか、なんだかとても気になるのは相変わらずで、ツリーホーンのことをお構いなしに話を続ける両親やバーサおばさんにペンキぬりが面白い。
この突き離した感というか、無視してるわけでもないのにかまっていることもないけど愛情がないわけでもないというわからなさが妙に具合がいいと感じる。
小学校中学年向けだが、子どもたちはどんな感想を言うのだろうか興味がある。