あらすじ
江戸時代、天海僧正が寛永寺を創建、さらに京や近江の名所の写しを設けたことで、上野は庶民の一大行楽地となった。
それから400年、歴史と文化が息づく上野・谷根千のおもしろさを隈研吾、日比野克彦ら「上野のプロ」たちが解き明かす。
住む、旅する、学ぶ……上野を知的に遊び尽くせ!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ガイド本ではなくって。
読み物として、面白く惹き込まれました。
語る皆さまの視野、熱量が高い‼︎
寛永寺貫首の第1章
天海 上野競馬
創建400周年『叡嶽双龍』2025年10月、目が入る。
上野と浅草ぜひぶらり巡りお散歩コースへの進化期待したい。
第2章東京スリバチ学会⁉︎
やっぱり初午 清水観音堂
第3章まち
谷根千の課題
第4章国立博物館館長
北門アタシも、開けて欲しい。
第5章鉄道
第6章藝術大学学長
DOOR 学食問題手伝える⁉︎
ココの東門はできるんだ‼︎
第7章建築家隈研吾
生きた日本庭園
終章
ぐるなびの方が作ったんだ。
Posted by ブクログ
「上野公園・谷根千を世界一の観光スポットとして磨き上げる特区に!」の取り組みをもとに著された一書。
このような活動があることを知らず、全く前提知識なしで読み始めたが、上野の成り立ちの歴史、そして地形の魅力を上野にかかわる方々の想いを聞きながら知ることができた。
個人的には昔不忍池の周囲で馬が走っていたのは衝撃だった。
たまたま1回不忍池から谷根千エリアに歩いたことはあるが、ただ分断されたエリアを渡り歩いたといった感覚で、「上野公園・谷根千」という1つのエリアで捉えたことも、感じたこともなかった。
そういった意味でこれからのこのエリアに抱かれている構想は興味深かった。(無論デメリットもないかもしっかり考察する必要があるが。)
なんとなく行っていた上野を再認識するうえで最適な本書であるが、地形の話が随所で出てくるので、地図や地形図がついているともっと読みやすかったと思う。
Posted by ブクログ
<目次>
はじめに あらためて、上野がすごい 柳瀬博一
第1章 歴史がすごい 浦井正明
第2章 地形がすごい 皆川典久
第3章 まちがすごい 椎原晶子・野本弘文
第4章 博物館がすごい 藤原誠
第5章 鉄道がすごい 嘉勢陽一・山村明義
第6章 学校がすごい 日比野克彦
第7章 すごい上野を未来に 隈研吾
終章 『上野がすごい』をまとめたわけ 滝久雄
おわりに
<内容>
上野公園・アメ横・谷根千…上野界隈は雑多でかつ文化的である。上野公園が核にあるせいか、再開発から逃れてきた。この上野地区を観光の拠点として行こうという動きがあるようで、その研究会のメンバーによる、上野の紹介本と言うところだろうか。鉄道編はやや物足りないが、他はなかなかである。上野地区と谷根千地区、上野公園と不忍池など、道路で分断されているところをつなごうという、隈さんの提案などいい。インバウンドも含めて、めちゃくちゃにはヒトが集まらない観光地になってほしい。