あらすじ
“やっぱりみつけたい。「好きな食べもの」は、どこかにきっと、あるはずなのだ。”「好きな食べ物」ほんとうにそれでいいですか? 自分のことは、いちばん自分が、わからない。「好き」をさぐるさまざまな脳内の逡巡を、つぶさに描いた自分観察冒険エッセイ。著者の「好きな食べ物」は何になったのか? そしてあなたの好きな食べ物は、何ですか?
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
うーん、私は枝豆とビール。
あ、1つに絞らなきゃダメ?
「好きな食べ物は何ですか?」
誰もが1度はしたりされたりする質問にこんなに真摯に向き合う人がいただろうか?
しかも分析と考察は深く、展開は早い。
ツッコミがとんでもなく面白い。
「あぁ、そうか。寿司というのが1つの料理であって、1つの料理じゃないのか」
「英検や簿記検定を持っているのと同様に、同僚は「カツ丼」を持っていた」
論点はどんどんずらされ、好きな食べ物を探す旅に引き込まれて行く。作者とともに考えながら、いつのまにか「それが好きな自分とは何者なのか」という哲学に発展する。
自分の好きなモノとの向き合い方を学んだ私は、新しい自分を発見することができるかもしれない。
本好きで知られる上白石萌音さんの最後の解説も良き。