【感想・ネタバレ】プロ野球にとって正義とは何か 落合解任と「プロの流儀」vs.「会社の論理」のレビュー

あらすじ

スキャンダルがあったわけでもなければ本人の体調不良でもない。明快な理由がないままの解任。傍から見れば衝撃的でもあり、不可解な要素を残したままの解任劇。
じつは、その背景には、球団の経営事象を含めて複雑な問題が絡んでいた。
その真相は……。果たして「契約」という理由だけだったのだろうか。

いったい、プロ野球の求めていくべきものはなんなのだろうか。勝つことがすべてなのか。それとも、勝つことだけではない、もっと違う別の何かが存在するのだろうか。プロ野球経営とは、その勝つことだけではない「何か」を求めて突き進んでいくものだろうか。
ファンにとって、監督・選手にとって最高の球団経営とはどんなものなのか? そして、本当の意味でプロ野球のファンサービスとはなんなのか。
ドラフト取材歴30年、現場取材主義の著者が徹底検証!

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Posted by ブクログ

勝てることと客を呼べることとの葛藤がよくわかります。落合監督がやめなければならなかった理由を客観的に述べながらも、全面的に落合采配を否定していないところにも賛同できると思いました。

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2013年05月08日

Posted by ブクログ

手束先生らしい発想と切り口でスラスラと読めた。しかし、これからのプロ野球の在り方はますます難しい時代となりそうだ。

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2013年06月18日

Posted by ブクログ

プロ野球は興行であると同時に、ビジネスであり、地域に根差した経営が必要である。球団OBを重用するなどの手法も、そうした地域密着の一環であろう。
その意味で外様のコーチを重用した落合氏の手法は球団の経営方針と一致しなかったということである。

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2012年05月19日

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