あらすじ
実年齢は56歳。なのに、血管年齢26歳! 骨年齢28歳! 脳年齢38歳!脅威の「20歳若返り」を実現し、メディアでひっぱりだこのガン専門医が、自らのアンチエイジング術を開陳。その内容は至ってシンプルで、食事と生活習慣を変えるだけ。誰もが今日から実践できます!『あなたがこうした生活を始めたその日から、あなたの体は喜びの声をあげます。体は軽くなり、顔色はいきいきとして、体の奥から力が湧いてきます。やがて適正体重になり、肌はつやつやとして、ウエストはくびれるようになります。これは内面の健康が外ににじみ出てきたのです。心は明るくなり、生きていることが楽しくなってくるでしょう。そんなとき、まわりの人はあなたの変化を見てこういうでしょう。「20歳若く見える!」そうです。それこそ、南雲流の若返り健康法のゴールです』(本書「プロローグ」より)自身の若返り術を初めて紹介した著作『錆びない生き方』に、大幅加筆・修正を行ない文庫化。今話題の“南雲流アンチエイジング”の真髄、ここにあり!
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Posted by ブクログ
●内容
・がん専門医で56歳の著者による、若返り健康法。食事がメイン。
・特に「ゴボウ茶」を大プッシュで、理論から具体的な製法まで公開。
・「スポーツは寿命を縮める」「石鹸を使って体を洗うのは週2回」など刺激的な指摘も。
●コメント
○食事について。TV慣れしてる著者だけに、説明がとてもわかりやすい。「完全栄養」プッシュとか、肉食(飽和脂肪酸)が健康に悪い理由とか。
(引用)
健康を維持するには、私たちと同じ組成を持つ動物を丸ごと食べればよい。丸ごと一匹だべられるような食材を選んでこそ、完全栄養になる。
・完全栄養の基本3箇条
1、穀物は全粒。米なら精米していない玄米
2、野菜は葉ごと、皮ごと、根っこごと。
3、魚は皮ごと、骨ごと、頭ごと
(引用)
室温で固まる油は体内でも固まり、動脈硬化を招く。(飽和脂肪酸)
寒いところに棲む動物、水中に住むサカナの油は固まらない。(不飽和脂肪酸)
○スポーツは体に悪い、との指摘。『ゾウの時間、ネズミの時間』を参考に上げて、その理由とスポーツの代替手段として「歩くこと」を薦める。
(引用)
スポーツは命を縮める。動物が一生の間に打つ心臓の拍動数はすべて20億回。いつもスポーツに打ち込み、その都度心拍数を増やしていたら、生涯の心拍数を無駄に消費していくことになる。心臓に負担をかけずエネルギーを消費するなら「歩く」こと。歩く習慣をつけて血の巡りを良くすること。
○若い肌を保つための習慣。一見、常識に反する内容だが、乾燥肌タイプの人だとハマりそう。
(引用)
美肌。本来の角質を残すこと。体を洗うときは手でなでる。石鹸を使って体を洗うのは週2回にとどめる。シャンプーは2日に1回。
●これやってみよう
・ゴボウ茶づくり
Posted by ブクログ
タイトルから、もっとちゃらちゃらした本かと思ったのですが…①肉卵乳製品は食べない、②コーヒーもやめる、③夜しっかり寝て早起き、④アルコールは人生の総摂取量が決まっている、⑤運動はしない、⑥手のひらで体を洗うせっけんは週二回でいい、と。
Posted by ブクログ
◆50代なのに30代に見える私の若狭の秘訣
・ストレスに強い体質を作るこつ
眠っている間に脳の海馬に記憶の仕分けをして不要な記憶を脳の深いところにしまい込む。
睡眠を味方につけるのがストレスに強くなるこつ。
太陽を浴びることでセロトニンという幸せホルモンが分泌。
◆老化も病気も錆びが原因だった
・錆びには3つの種類がある
サビの起こる拠点
1 血管 血管は上水道でもあり下水道でもある。
2 臓器
3 細胞 細胞のサビの本態は遺伝子DNAのサビ
・人間は50兆個の細胞でできている
◆錆びない体をつくる食の習慣
・緑茶
空腹時にタンニンを摂ると低血糖を引き起こす。
濃いお茶を飲む時は必ず食事も摂る。
病人もお茶は避ける。
・大型の魚類は毒を溜め込んでいる
大型魚類の体内の水銀量は多い。
まぐろなど。
・常温で固まる脂は動脈硬化を招く
→体に悪い
・魚も野菜もまるごと食べる
穀物は全粒粉、米は玄米
野菜は葉ごと
魚は皮ごと
・最上の調理法 おひたし
熱湯にくぐらせるだけ
ほうれん草は赤い部分も水からゆでる
◆体を錆びさせない生活術
・燃える脂肪と燃えない脂肪
内臓脂肪は体温を上げるという役割
・内臓脂肪はなぜ悪い?
内臓脂肪が燃焼するとススを出す。
それがサイトカインという炎症を引き起こす化学物質。
サイトカインが脳卒中や心臓病を引き起こす。
・コレステロールを悪者扱いするな
コレステロールは細胞膜を作ってくれる物質で無くてはならない。
・肌ツヤを保つための意外な秘訣
皮脂を護るには洗いすぎないこと。
石鹸で体を洗うのは週二回で充分。
シャンプーは2日に一度。
・酒は百薬の長?
生涯で摂取してよいアルコールの量は男性500kg、女性250kg
→日本酒4合は100g、ワイン1本750ccは100g。
もし一日に1本のペースで飲むと、1年36500g、つまり36.5kg。
女性ならたった7年で満了。
◆心も錆びない人になる
・パートナーがいてこそ若さが保たれる
細胞時計は生殖年齢の終了に合わせて止まるように設定されている。
いつまでも男であれば寿命は伸びる。
・人生の幸福量は決まっている
・目標のないストレスは細胞時計を止まらせる
Posted by ブクログ
私は年相応がいいと思っていますw。南雲先生の「実年齢より20歳若返る生活術」とは、見た目なのか? 血管か、筋肉か、骨か、気力か?・・・、興味があって一読しました。「食事」と「生活習慣」を変えるだけとか。読んでて、「ああ、一日一食、一汁一菜の先生か」とw。これは、ついていけないな(^-^)「節酒・少食」に心掛けてはいますが(難しいですw)、酒も食事も生きてる上での大きな楽しみですから(^-^) ただ、書かれている趣旨には納得です!「心臓に負担をかけずエネルギーを消費するもっともよいのは歩くこと」など。
Posted by ブクログ
一貫して食事量を減らせということが書かれていた様に思う。
食べられる側の立場に立って考えれば、何を食べるべきで何を食べるべきでないかがわかるという視点は面白かった。
・梅など果物の種には毒が含まれているし、新芽や卵はプリン体を多く含む。
→次世代に遺伝子を残すうえで、食べられてしまっては困るから
・ブドウだけでなく、皮はポリフェノールを含む。
→日光から中身が酸化するのを防ぐため
・果物には灰汁がないのに野菜には灰汁がある。
→果物は食べられることで種を遠くに運んでもらいたいのに対し、野菜は食べられたくないから。
また、善玉・悪玉コレステロール、皮下脂肪・内臓脂肪、完全栄養などへの、著者の考え方も面白い。
Posted by ブクログ
飽食の時代に食べることに対してどう向き合うかを問われる内容でした。今流行りの空腹時間を持つことが大切だと書かれている本でした。ごぼう茶は体にいい、生野菜は食べないほうがいいなど偏った内容ではありましたがこんなことをして健康を保っている人もいるんだと思って読むのにはいいと思います。
Posted by ブクログ
他の動植物の命も尊重し、共生していきましょうという考え方にはとても共感しました。一日一食を提唱していますが、お腹が空いたらクッキー一枚で我慢みたいなことが書かれていたのですが、それだと血糖値が…とか思ってしまいました。現役のお医者さんが、医者は患者にあれもこれもと飲まなくていい薬を出して利益をだしているという暴露話は面白い。テレビだと、スポンサーの不利になるようなことは話せないけど、本当はシャンプーとか石鹸とかたくさん使う必要なんかなくて、お湯だけでよごれは落ちるというのにも納得。でもそれだと、ほとんどの製品がほんとうは不必要ってことになりますもんね~。緊急の場合を除いて、西洋医学って体を痛めつけるだけなんじゃ…って感じます。
Posted by ブクログ
著者の本は2冊目です。
基本的に書いてあることは同じですが、個人的には、葉もの野菜と根菜の調理の仕方がが参考になりました。
皮のまま野菜や果物を食べることを一度実践してみようと思います。
あとは、22時~2時のゴールデンタイムに寝るよう努めます。
Posted by ブクログ
ブームに乗ってみましたw
南雲先生の主張は(どの本でも)一貫していて、
「それが体に良いか悪いかは自然の摂理に基づく」。
例えば、
・「種の保存」を考える上で、「卵」「種」「芽」の食べ過ぎは「毒」
・人間は3食食べられなかった時代の方が長く、「倹約遺伝子」と「延命遺伝子」が発達したからこそ種が残った
・「丸ごと」食べることがトータルバランス
・「野菜」は食べられたくない、「果物」は食べられたい
・「実」は皮をむく前の方が長持ち→皮ごと食べた方が良い
極論はあるものの、平易な文章でなんとなく分かった気になります。
説得力があるのは身を以て実践しているところだと思います。
Posted by ブクログ
ゴールデンタイム 成長ホルモン 腹六分目 完全栄養 野菜•果物の皮 ポリフェノール 創傷治療作用 手羽先
地球上のあらゆる生物は、生殖機能が終了すると細胞分裂が停止して死亡するように仕組まれている
テロメア 心拍二十億回