【感想・ネタバレ】銀の匙のレビュー

あらすじ

なかなか開かなかった茶箪笥の抽匣(ひきだし)からみつけた銀の匙。伯母さんの無限の愛情に包まれて過ごした日々。少年時代の思い出を中勘助(1885-1965)が自伝風に綴ったこの作品には、子ども自身の感情世界が、子どもが感じ体験したままに素直に描き出されている。漱石が未曾有の秀作として絶賛した名作。改版。(解説=和辻哲郎)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

記憶力の化け物か感受性の化け物かその両方っていう本。

27歳の成人がこれだけ細かい描写で子供の心情を語れるというのが凄まじい。




p. 153あはれな人よ。なにかの縁あつて地獄の道づれとなつたこの人を 兄さん と呼ぶやうに、子供の憧憬が空をめぐる冷たい石を お星さん と呼ぶのがそんなに悪いことであつたらうか。

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2023年10月02日

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