【感想・ネタバレ】人魚が逃げたのレビュー

あらすじ

本屋大賞4年連続ノミネート! 今最注目の著者が踏み出す、新たなる一歩とは――。幸福度最高値の傑作小説! 〈STORY〉ある3月の週末、SNS上で「人魚が逃げた」という言葉がトレンド入りした。どうやら「王子」と名乗る謎の青年が銀座の街をさまよい歩き、「僕の人魚が、いなくなってしまって……逃げたんだ。この場所に」と語っているらしい。彼の不可解な言動に、人々はだんだん興味を持ち始め――。そしてその「人魚騒動」の裏では、5人の男女が「人生の節目」を迎えていた。12歳年上の女性と交際中の元タレントの会社員、娘と買い物中の主婦、絵の蒐集にのめり込みすぎるあまり妻に離婚されたコレクター、文学賞の選考結果を待つ作家、高級クラブでママとして働くホステス。銀座を訪れた5人を待ち受ける意外な運命とは。そして「王子」は人魚と再会できるのか。そもそも人魚はいるのか、いないのか……。

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匿名

ネタバレ 購入済み

人魚が逃げたと話す王子と銀座を舞台にした連作短編集。不快な気分になることなく、心温まる優しいお話でした。

0
2025年04月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

私が好きなタイプの、章によって視点が変わる物語。(と思ったら、『木曜日にはココアを』と同じ作者さんだった…!そして連作短編集というらしい)
そしてひとりひとりが様々な出来事を介して、そして銀座の地で繋がっている。

『人魚が逃げた』なんて、どういうことだろうと思ったけど、この現実世界に逃げてきたのは王子の方でした。
そんな王子も、銀座で過ごす様々な人たちとの出会いで心を動かされる。
そして他の登場人物も、王子と出会って大切なことを想う。


私がこの本を読んで特に感じたのは、

□大切な人と過ごす時間の尊さ

□素直な言葉で伝えない、そんな些細なことがすれ違いの原因となってしまう哀しさ

□言葉にしなくても、表情や仕草、態度に相手を思う気持ちは現れているということ

です。
特に、自分とひとくんの関係に重ねました。(12歳差のカップルも出てきたし笑)

私自身、バイトで怒られすぎたりすると、なんでひとくんが私を恋人に選んだのか、自信が持てなくなる。

でも、ひとくんが私に求めているのは仕事できる云々ではないんだよね。

色々、自分を見つめ直したくなる本でした。

0
2026年06月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

短いながら読後の満足感がしっかり残る、大変まとまった構成が素晴らしい。
短編のように見える各章の出来事が交錯し、それぞれの物語により深みを与える。
始めは物足りなさを感じていたが、読み進めるに従い、面白さが加速していった。

「王子は新郎で、この姿は衣装!この手があったか!」と感心した矢先、「やっぱフィクションかい!」とツッコミ。
これもまた現実と創作の境界線を揺らす仕掛けだったのだろうか。

明日を良い日にするのは自分以外にほかならない。
それでも、この本から感じる多幸感は、仕事の忙しさで荒れた気持ちを少し整えてくれたように思う。

でもウェディングドレスで走るのはやめとけ。

0
2026年05月20日

ネタバレ 購入済み

やっぱり銀座は素敵な街

幸福度最高値の傑作小説!という紹介文に惹かれて読みました。
自分が知っている銀座が散りばめられている短編にワクワクしながら、あっという間に読了。
ちょっと不思議なエピソードが、銀座にいる人たちの間で繋がっていくのが、気持ちよかった。
和光の下で王子に会ってみたいし、地下のギャラリーの扉を開けてみたい
自分はその時どんな自分になるんだろう。

#癒やされる #スカッとする

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2025年06月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一章と五章のすれ違いは好き
各章短めで読みやすいがあっさりしすぎ感もありつつ、どれもいい話ではある
人魚姫のストーリーは知らんかった
最後は紗奈が人魚ってオチのが良かったな個人的には。

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2026年06月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

話題になっていたので読んでみた『人魚が逃げた』。
登場人物の悩みや、行き着く答えはよくあるものだったが、各話に出てくる伏線のような登場人物達が童話の人物だったことだけは意外性があり、面白かった。
何はともあれ、登場人物のその後に幸多かれ。

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2026年06月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ほっこりするお話でした。
青山先生のお話は登場人物が章ごとに変わっていくので読みやすいし最後にはその人たちのあたたかな繋がりに気付いて人との出会いの素晴らしさを感じたり何がきっかけになって人生変わるかわからんなあって読むたび思う。
人魚が逃げたは銀座の歩行者天国を舞台にした物語で突如現れた王子が各章に登場しそれぞれが抱える悩みとか想いに触れるように物語を彩っているけどエピローグまで王子の正体が分からないのは面白かった。
#人魚が逃げたがSNSのトレンド入りするのは現代的でクスッときた。おもしろおかしく騒ぎ立てるのは良くないポイントだけど。
付き合ってる人との格差に悩む青年や仕事のために海外にいく娘とそれを手放しで応援できない母、熟年離婚した夫などなど悩みや葛藤を抱えた人たちがたどり着く答えが前向きだし自分の人生にも活かせるような教訓をくれて読んだ後によしまた頑張ろうと思えた。
途中田中達也さんが実名で出てきたのはびっくりした!あと読み終わったあと表紙を見ると、あ、この人だ!てなって面白かった。
エピローグまで読んで本当に王子がおとぎ話の世界からやってきたとわかった時が一番ワクワクした。他の章で少し表記のあった人も実はおとぎ話からやってきてたんだって答え合わせが楽しかった!
読みやすくてほっこりする午後のティータイムにぴったりな作品でした。

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2026年06月08日

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