【感想・ネタバレ】ハイパーたいくつのレビュー

あらすじ

職場で疎まれている私をチームリーダーは「ペンペン」と呼ぶ――八方塞がりの毎日が限界を迎えたとき、壊れた言葉が現実に侵食してゆく、リリカル系日常破壊小説!第61回文藝賞受賞作

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Posted by ブクログ

ネタバレ

職場にいる迷惑系給料泥棒の私をどこまでも庇うチームリーダー。チームリーダーは私をペンギンのようだと言い始め、私がそれを受け入れると、どんどん人間性を失っていく。ヒナから大人になりかけて、頭にふさふさの毛を残した状態で海に落ち、溺れたペンギンのように、私も全身毛量が増していき、ますます社会に入れなくなっていく。
どんどんシュールレアリスムが加速していって、小山田浩子みが増してくる結末だけれど、大人になれない私、人になれない私の姿がグロテスクに描かれていた。最後は、大便の「大」よろしく首から血を噴き出すチームリーダーの血を止めて「人」とすべく首を押さえる私が、結局それをやりきれないまま毛玉となり、頭だけが落ちてその様子を外から見ているのって、結局人であろうとすることは糞食らえなグロテスクな悪あがきであって、そんな社会には適合できない狂人あるいは異物として排除されていく迷惑系給料泥棒の姿を表しているような。でも難しい。もう一度ちゃんと読んだらまた気づきがあるのかもしれない。

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2025年06月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

どういうジャンルの本かよくわかりませんが、内容ぶっ飛び過ぎ。でもいろいろなるほどなと思う部分もあって、人が大になったからトイレに流すとか面白い。

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2025年01月17日

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