【感想・ネタバレ】能十番―新しい能の読み方―のレビュー

あらすじ

能とは、こんなに面白いものだったのか! 精選十曲の詞章+現代語訳+英訳+解説で650年の古典の神髄を味わい尽す。柴田元幸氏との鼎談「謡を英語にする醍醐味」、酒井雄二氏(ゴスペラーズ)との対談「世阿弥に学び、「芸人実感」で謡を考える」も収録。

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Posted by ブクログ

連載してたもので、いとうせいこうの現代語訳の能を英語に翻訳して、その両方を掲載している。
英語に訳すというのも面白いけど、現代語にまず訳すというところが大事なのかなと思う。舞台演劇としての能ではなく文学としての能という捉え方も、能の楽しみの1つだな。

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2025年05月31日

Posted by ブクログ

不思議な本だ。もともと古典芸能全般に縁遠く、中でも能は最も敷居が高いと感じていたから著者がこのふたりでなければ、この本を読む機会はきっとなかったはず。けれど、なんだろう?本を手に取った瞬間から感じる懐かしさと、脳内で微かに聞こえてくる声とリズム、そういうことかー!の納得感は!とにかく本の作りが素敵で、表紙の手触りや重みを確かめながら、現代語訳をひととおり読んだところだけれど‥。語り継がれる物語、「言葉」にはやはりそれなりのパワーがあるのだなと、つくづく。

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2025年03月18日

Posted by ブクログ

能楽は舞台芸術だが
そのテキストである謡曲の
文学としての魅力を
わかりやすく紹介してくれる。

源氏物語、平家物語、和歌、漢詩
豊かな前時代の文化遺産を下敷きに書かれた謡曲を理解できる教養を持ちたい。AIに放り込めば解説してくれる時代なんだろうけど、自分の頭の中で作者が思い浮かべた桜や紅葉、夕景を共有したい。

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2025年05月11日

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