あらすじ
老後の不安と欲望をエネルギーに、百花繚乱の「老い本」ワールド――そこに映し出される私たちの無意識とは? 名エッセイストが読み解く「老い」のニッポン精神史。
先人・達人は老境をいかに乗り切ったか。
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Posted by ブクログ
一 迷惑をかけたくない──『楢山節考』 姨捨山
二 いつか、自分も──『恍惚の人』 認知症
のストーリーから入りいろいろ懐かしく思い出す。
恍惚の人では、認知症の親の世話をする嫁、そしてその高校生の息子が母をみてお父さんお母さんは長生きしないでね というらしい。
姨捨山では、主人公は自ら口減らしのためにためらう息子に姨捨山行きをせがむらしい。
老人をどのように扱ってきたか、認知、痴ほう、ボケは昔からあったもの。
男性の老い本ははじけていて、女性の老い本は身の丈に合わせているらしい。しかし実際には男は庭で草をむしり散歩をして、女性は趣味を持ち友人と旅行する。