あらすじ
脳の働きから見たら、九九もキャッチボールも同じ。どちらも、脳の中の神経回路を指令が伝わる道筋ができることで身につくものだ。だから勉強と運動を分けて考えるのは間違いで、とりわけ子どもの知能を伸ばすには、充分な運動が不可欠。しかし現代は身体を動かす機会が激減し、学校も主要五教科が中心だ。本書では、スポーツ科学の第一人者と、数々のトップアスリートを取材してきたジャーナリストが、学力と運動能力の関係を明らかにし、子どもの能力を最大限に引き出す新しい子育て法を提案。
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Posted by ブクログ
TBSラジオ水道橋博士のWanted!で紹介されていて読んでみた。ゴールデンエイジ(3歳から小学校低学年)の子どもを持つ親は読むことをお勧め。
Posted by ブクログ
自分は出来なかったが、文武両道はできるような気がする。確かにハーバード大学などではオリンピック選手の金メダリストが居るのに東大にはいないのは変だと思う。根強く学習への偏重が幼少の頃から強いのだろう。
Posted by ブクログ
日本では知識偏重になりがちで、また、勉強もスポーツも得意な人は特別だと見なされる。
だが、人間の成長には勉強と運動のどちらも重要で、欠けてはならないという事が本書を読んで分かった。
印象に残ったのは、アメリカでは、金メダリストがスポーツで培った経験を活かして、その後医師や弁護士になる人がいるということ。
「自分の可能性を信じるのも自分の脳だし、自分の限界を決めてしまうのも脳」
Posted by ブクログ
スポーツ科学、スポーツ生理学は面白い。
本書の帯には、『東大入試に体育を!』
うむ。文武両道は大切。
以下、気になる章のタイトル。
・器用・不器用は遺伝ではなく環境できまる
・身体を十分に動かせば脳も活性化する
・一部だけ酷使し続けると脳は劣化する
・ソクラテスもプラトンも筋骨隆々だった
・金メダルが取れれば医師免許くらい取れる
・「もも上げ」「腕振り」では速く走れない
・要になるのは「体幹」と「股関節」
・なでしこジャパンは「小さいからこそ勝てた」
・よく動き、よく疲れ、よく眠る
今日から新年度がスタート!
何かスポーツに取り組もう( 'Θ')ノ
(エイプリルフールではなく...)
Posted by ブクログ
某体育教室のチラシに筆者の名前が載っており、気になって購入+読破。
10年ほど前に出版された内容であり、対話ベースでスポーツと勉強についての関係や運動の良さにについて書かれている。
本書にあったように、スポーツ選手であっても勉学に励むことは後の人生の充実度にも大きく関わってくるという点は同感である。
今でも「スポーツさえしておけばよい」という考えのもと、勉強をおろそかにしてしまう親もいるかもしれないが、それでは子どもの可能性を狭めることになる。
運動=身体活動、スポーツ=勝敗のあるものと区別して考える筆者の言葉を参考にすると、多くの人が運動不足であることは否めない。運動することは、健康の保持増進はもちろん心身のリフレッシュや新たな閃きにも繋がる。
そう考えると、子どもの頃から適度に運動する習慣を身につけることで、人生が豊かになると考えられる。
自分も一父親として、これまで通り子どもとたくさん外遊びをしようと思う。運動は楽しい!かけがえない!