あらすじ
おはようおかえり――それは「無事に、早く帰ってきて」という願いが込められた言葉。北大阪にある和菓子屋「凍滝」の姉妹、小梅とつぐみ。姉の小梅は家業を継ぐため、毎日和菓子作りに励み、自由奔放な妹・つぐみはエジプトへの留学を目指していた。ある日、亡くなった曾祖母の魂が、何故かつぐみの身体に乗り移ってしまう。戸惑う小梅に曾祖母は「ある手紙を探してほしい」と頼んでくるが――。芋あんのキンツバ、六方焼き、すずめのこなし、最中……和菓子の香りもふくよかに、正反対の姉妹をあたたかく描く家族小説。
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Posted by ブクログ
女系が強目の和菓子屋を営んでいる家族の話。主人公は長女。
曽祖母が妹に乗り移り、心残りがあると言う。
家族が抱えるちょっとした日々のこと、家族という関係への甘えや羨み、似たような性格だから出てくるやっかいごと。ずっと抱え続けているわだかまり。
そんな毎日の日々が曽祖母の出現により見直すきっかけとなっていく。
甘いあんこに包まれて過ごす和菓子屋で。古き良き製法を護りつつ、新しい和菓子に挑戦しようかなという主人公の気持ちの変化が読んでいて嬉しい。
家族とは、自分とは、血筋とは、自由とは。
ジュンさんに出会えてよかったね、小梅。
つぐみのおねーちゃんでよかったね。
Posted by ブクログ
タイトルや表紙、和菓子屋さんが舞台ということからもっとほんわかした物語かと思っていた。読んでみると、姉妹の比較や曾祖母の過去、出自のことなど、考えさせられるエピソードが多く、良い意味で裏切られた。最後の手紙を破るシーンが印象的。小梅なりの曾祖母への思いやりなのだと思った。
Posted by ブクログ
曾祖母が妹に乗り移って未練を晴らそうとするお話。
最後がふわっとしててちょっと物足りない気持ち。乗り移るところをもっと欲しかったのと、どうせならもっと謳歌してほしかった。
とりあえず和菓子、練り切りが食べたくなりました。
Posted by ブクログ
読み終えるまでに、行方不明になること数回。やっと読み終えました。(買った本を上に積み上げるとこうなります)
姉妹の物語であり、曾祖母の過去の物語。
優しさも感じるけど、人には誰にも言えない秘密があるなと。
Posted by ブクログ
「おはようおかえり」優しい響きで、良い言葉。
小梅が何をそんなに怒っているのか理解ができなかった。時代が違うだけなのに…それと、和菓子屋さんが無くなることはないと思う。思いたい。