あらすじ
王国の中でも屈指の上級貴族、ペリクネン公爵家に生まれたヴィルヘルミーナ。
王妃になるべく高い教育を施され、貴族の中の貴族として育った彼女だったが、婚約者であった王太子の浮気を正当化するため、平民の男と無理やり結婚させられてしまった。
しかし結婚相手のアレクシは優秀な頭脳の持ち主で、世界の常識を覆すような研究をしており、男としてもよく見れば磨けば光る原石のような存在だった。
ヴィルヘルミーナは柔軟な姿勢で平民の生活に少しずつなじみながら、アレクシの身も心も鍛えあげ、自分を貴族社会から理不尽に追放した王家と実家の公爵家の両方に復讐するべく動き出す!
感情タグBEST3
いいんですか?
ありがちな始まり、ありがちな展開…そう、悪役令嬢の始まり方はすべて同じ。
そしてその後も大体は同じ。
ですが、さらにその後がどうあるのか…
こちらの作品はそのあたりが懇切丁寧に書かれてある。
珍しい作品ではないかと思います。
かといってテンポが遅いわけではない
一つずつをきちんと丁寧に説明してくれています。
しかも、ただ文字が多く文字ばかりで説明しているわけでもないのです。
とっても面白く着実に前に進んでいっている。
え?あの件ってどうなってるの?
と置いてけぼりがないのです。
しかも、たった一巻しか読んでいないというのにこのボリューム!
ここで、タイトル回収につながるわけです。
いいんですか?こんなにたくさん読ませて頂いて…と思いました
面白くなりそう
ヴィルヘルミーナ、逆境に屈しないとても芯のしっかりした魅力的な主人公です。ただ、旦那様との初対面の際の平手打ちだけは何か違うかなーと。そこまですることないんじゃないか?
お話はこれからもっと面白くなっていきそうで期待が高まります。旦那様の研究が成功して欲しいし、酷い扱いをしていた元婚約者達を見返して欲しい!
おもしろいですし、絵がきれいです。ヴィルヘルミーナがこれから、才能あるが平民である旦那アレクシをプロデュースしていくのが楽しみです。王太子をギャフンと言わせよう。