【感想・ネタバレ】月の光の届く距離のレビュー

あらすじ

真面目な女子高生・美優は予期しない妊娠をしてしまう。堕胎するにはすでに遅く、福祉の手によって奥多摩にあるゲストハウス「グリーンゲイブルズ」に預けられる。そこでは明良と華南子という兄妹が、事情を抱えた子供たちの里親となって、高齢の母・類子と暮らしていた。貧困、虐待など厳しい背景を持つ里子たちを育てる彼らにもまた、絶望の淵に立たされた厳しい過去があった。家族のあり方を問う話題の長編ミステリー。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

高校生の美優は妊娠し、彼氏からも両親からも見放される。家を出てもうまくいかず手を差し伸べてくれた大人に頼り出産に望む。明良と華南子が血縁なので夫婦でなく兄弟でゲストハウスをしながら養子を育てる、そんな大きな家族の中で出産まで暮らせた美優は本当に良かったな。だからこそ頑なな感情のままシングルマザーになるわけではなく特別養子縁組をして自分は大学で勉強したい気持ちになったのだろう。夢物語だと思ったりもするけど、困って福祉の手が届かない人が少しでも減ることを願う。

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2026年02月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

未成年の予期せぬ妊娠、狼狽えて逃げる彼氏、怒る両親。夢であれと願うほど思い詰められた主人公がゲストハウスを営なむ人たちと出会い、手を差しのべられたことによって、自分がどうしたいかだけでなく、赤ちゃんのことまで考えられるほと成長していく姿に感動。
ただ出てくる登場人物みんな重い過去を持ちすぎて、読むのがつらい場面もあった。

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2025年12月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『展望塔のラプンツェル』でも辛い過去をバネにして他人のために必死に生きる人がいて、この作品でも地獄のような過去を経て他人に愛を注げる人がいる。立ち止まってもまた歩き出せる人の強さが宇佐美さんの真骨頂だなぁ。
彼氏も両親も頼れない17歳の妊婦の美優がそんな大人の一人の千沙と出会い、様々な事情を抱えた子どもたちの里親としてゲストハウスを営む明良と華南子の兄妹に繋がって、生まれてくる子どもの幸せについて真剣に悩む母としての姿に何度か目頭が熱くなった。

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2025年04月08日

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