【感想・ネタバレ】捜査線上の夕映えのレビュー

あらすじ

ミステリランキングを席巻! 火村シリーズ傑作長編

大阪のマンションの一室で、元ホストの死体が
スーツケースに押し込められた状態で発見された。
凶器や被疑者はすぐに見つかり、
難なく解決するかに思われた事件は、
鉄壁のアリバイと捜査を攪乱する
“ジョーカー”によって不可能犯罪と化す。
火村とアリスの辿りついた真相が心震わす、
シリーズ新境地の傑作長篇。

解説・佐々木敦

単行本 2022年1月 文藝春秋刊
文庫版 2024年11月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

300Pくらいまでは正直言って超退屈。火村とアリスシリーズが大好きで、有栖川有栖の筆力に絶大なる信頼を持っていないとこれは読めない。
マンションの一室で殺された元ホストの事件でここまでひっぱる~~!?って思いながら読んでた。しかもそれはさらーって流しておけばいいんじゃない?っていう情報もものすっごい丁寧に書くから、ここまで引っ張っておいてそのオチかよ……と肩透かしを食らうことも多々あった(旅行中のセミナー講師の話とか)。
救いはアリスのトンチキ推理とそれに対する火村の鋭いツッコミ。早めに二人が合流してくれてよかった。
でも舞台が島に移ることになってからは面白さがフルスロットル。島出身の登場人物に高柳さんが入っていた瞬間、えって声出たもん。
そこからはノンストップで読めた。相変わらずの情景描写の美しさに惚れ惚れ。瀬戸内海に旅行に行きたくなったなー。
そして食らう鮮やかな真実。これほどロマンチックな逮捕ってある……!?正直ここを読めただけで満足。前半があまりにも長いけどここで離脱しなくてよかった。ダリの繭と同じ感想だな。

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2025年02月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

初めての有栖川作品。火村とアリスの掛け合いが楽しい。アリスが「奇妙なイメージのコレクション」を積み上げていく中で火村がロジカルな推理を構築していく。シリーズ初期作品から読んでみたい。
コロナ禍の設定を活かした謎解きが素晴らしい。

0
2024年12月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

有栖川有栖の火村シリーズは時々ピックアップして読む。ドラマから入ったから窪田正孝と斎藤工でしかない。あとがきにもあったけど、確かに綺麗な話だった。トリックはアレだけど、ほんと青春小説みたいた、綺麗さがあった。素敵だった。

0
2024年12月13日

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