あらすじ
『閑静な森の中の古城、三食付きで部屋を貸したし。ひと月五〇〇ルピー也』 モートン伯爵が出していた新聞広告に飛びつき、ひとり城を訪れた男爵令嬢マデリーン。既に支払いは済ませ、あとは部屋を借りるだけ。しかし、城に進み入ったマデリーンの前に現れたモートン伯爵ことマクシム・ウィンターフィールド卿は、不法侵入だと言い彼女を追い出そうとする。どうにも話が通じないと思っていたら、実は彼の執事が勝手に広告を出していたようで……。人との関わりを断ち孤独に生きていたマクシムは、マデリーンを邪険に追い返そうとするが、結局同居生活が始まることになり?――心を閉ざした伯爵と、悲運から逃げる訳あり令嬢の運命ラブロマンス!
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みんなキャラがとてもよい
初めて読む作家さんですが、とてもよいお話でした。
マクシムの人柄がじんわりよくて、マデリーンの性格がとても好ましい。赤毛のアンを思い出す文体でした。
サイモンも使用人のみんなもとってもキャラクターがよくて、ほっこりしました。
一方でマデリーンの抱える事情は切なくて、ルイスが捕まった時にはスカッとしましたが、叔父が普通に生きていやがるのが解せないわ…!
でもまぁ、ハッピーエンドで大変よかったです。
続いてくれてもいいくらい気に入りました。
他の作品も読むつもりですが、次回作も楽しみです!