【感想・ネタバレ】青い絵本のレビュー

あらすじ

岐路に立ち、惑う人々に贈る 喪失と再生の記憶。
この物語は、あなたの明日をやさしく照らす――

絵本作家として活躍する高城好子はかつて美弥子の継母だった。
漫画家のアシスタントを生業とする美弥子は、旅の誘いを受けて再会した好子が余命幾ばくもないと悟る。
共同制作したいという好子の望みを叶えるため、 “母”と“娘”は湖畔のホテルで絵本『あお』の構想を深め合う……(「青い絵本」)。
作家、編集者、セラピスト、書店員――さまざまな形で絵本に関わる人々が、絵本を通じて過去と対話し再生する姿を、静謐な筆致で紡ぎ出す。
表題作ほか全5話収録、短編の名手が、人生の光と影を描いた珠玉作品集。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

人生の終焉に向かう人、
自分の人生を見つめ直す人が
たくさん描かれており、
どれも儚く優しいお話だった。
そしてそんな優しい話に寄り添う絵本の数々に、
改めて絵本の偉大さに触れた気がした!

特に好きな話は表題作。
「あお」には碧や藍...本当に様様な種類があって、
その色には悲しみのイメージがあったけど、
実は温かさも表現できる色であることを
主人公の母好子さんが教えてくれた。
「あお」っていいな。とても好きな色になった…

人生の分岐点になったらまた読みたい作品。

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2025年01月23日

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