あらすじ
四大公爵家のうちの一つ、ローデン家の令嬢・リリージアは稀代の悪女と呼ばれ、他の貴族からも忌み嫌われていた。だが彼女が悪女として振る舞うのは、あくまで病弱であることを隠し命を守るため――見限った者はそれが子どもであろうと切り捨てる、悪魔のような父・オルセウスに殺されないためであった。そんなある日、リリージアは敵対するフィリスト公爵家の長男・ゼインとの婚姻を皇帝に命じられる。様々な悪評からすでに彼には嫌われているようで、形だけの結婚生活が始まるのだが……。「別にいいだろ、弱くても。俺が君を守るから」悪女でいなければならないのに、リリージアはゼインの愛に包まれ彼への気持ちが大きくなってしまい……?
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よかったねぇ!
作家さん買いです。
リリージアの虚弱ぶりはもうオドロキの具合悪さですが、よく隠して生きてきたなとしみじみしながら読みました。本人のすさまじい努力の結晶ですな。
最初はロミジュリ系の話かと思いましたが、全然違う切り口で大変おもしろく読みました。
私も虚弱なのでリリージアの気持ちがすごくよく分かりました。
ゼインの初恋も報われたし、よかったよかった。
とりあえずリリージアの父が頭どうかしていてびっくりしました。
ハッピーエンドでよかった。虚弱バンザイ!
匿名
残酷なところもあり
残酷過ぎる父親のもと異母兄弟姉妹も生き延びる為に必死となっていて、惨すぎるシーンもありましたが、嫁ぎ先が暖かく信頼関係を築き愛情を育んでいく様がステキなお話でした。ラストは異母兄ともうちとけて両家の親交が深められていくのも良かったです。異母兄も幸せになってほしい。
匿名
悪役が残念過ぎて
虐げられるというか
役立たずと看做したなら、実の子だろうが物理的に首を飛ばす
残虐横暴で、善人を嫌い、目的のためなら手段を選ばないクソな公爵の娘の1人として生まれたヒロイン。
父親に殺されないよう、自分の虚弱体質を隠すことに必死で、それには、お人好しのくせに悪女と誤解される方が好都合とばかりに悪評を助長し続けた「なんちゃって悪女」
こんなヒロインが
父親に睨まれないための奮闘ぶりは面白くはあるけれど
王国で絶大な権力を持つ四公爵の一角の当主で
国中から悪と恐怖の対象とされる
ラスボスたる父親が
詰めが甘い、脇が甘い、考えが甘い、認識が甘い
娘の成果の裏取りが出来ていない
機嫌次第で使用人を殴る焼く殺す
自身の子である幼児を「気が弱い」というだけで無能扱いして斬り殺す
証拠隠滅(息子の暗殺含め)の確認もせずに完了している前提で動く
逆に罠にはめるためとは言え、娘の罠である睡眠薬をわざと飲み、結果的に自分の弱体化を招く
自らの危機に駆けつける腹心もいない
武力だけの頭悪い盗賊の頭目みたいな奴が
国でトップクラスの権力を持つ政治家の地位を長年維持出来るとは到底思えん。
その辺りが残念過ぎて、、、、
ぬるい・・
主人公と相手役がものすごく軽い・・。t試し読みのできるところまでは結構シリアスな展開と思ったのに。途中からラブコメというか・・・
むしろ主人公の父親役が我が道をゆく、という姿勢である意味好感が持てた。続きをよむのをちょっと止めている。
電子書籍はこういうところが紙版とちがっていやだな~。紙だとためしよみとか本屋で手に取れるのに。